構造改革で創出したキャッシュの成長投資・株主還元・負債返済への配分
FY2017に初出。15回の記載のうち10回が「前進」で、最初の「前進」はFY2018。直近の記載はFY2026-H1。
キリンホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに52社。
- FY2026-H1前進有価証券報告書
「投資活動による資金の収支は 537億円 の収入(前年同期は 616億円の支出 )となりました。…一方、子会社持分の譲渡により 1,145億円 の収入がありました。」
Four Roses持分譲渡による1,145億円の収入などにより、投資活動の資金収支が前年同期の支出から537億円の収入へ転じた。 - FY2025再定義有価証券報告書
「2028年に向けて創出する営業キャッシュ・フローの総額は約8,400億円を想定しています。配当金については、DOE(連結株主資本配当率)5%を目安とし、原則として1株あたり配当単価は累進配当を実施いたします。」
資本配分を2028年計画へ更新し、営業キャッシュ・フロー約8,400億円、設備投資約4,400億円、配当約2,400億円を想定。M&A資金は事業売却を基本とし、財務健全性を前提に一時的な借入活用も許容する方針へ整理した。 - FY2025-H1前進有価証券報告書
「コマーシャル・ペーパーの増加により 1,080億円 、社債の発行により 1,000億円 の収入がありました。一方、非支配持分からの子会社持分取得により 816億円 、配当金の支払により 357億円 、社債の償還により 250億円 、長期借入金の返済により 200億円 の支出がありました。」
ファンケル完全子会社化に伴う非支配持分取得816億円、社債発行1,000億円、CP増加1,080億円など、投資・株主還元・資金調達を組み合わせた資本配分を実行した。 - FY2024-H1前進有価証券報告書
「投資活動による資金の支出は前年同期に比べ600億円増加の1,160億円となりました。有形固定資産及び無形資産の売却により38億円、投資の売却により16億円の収入がありました。一方、有形固定資産及び無形資産の取得については、前年同期に比べ94億円増加し685億円を支出、また子会社株式の取得により482億円を支出しました。」
当中間連結会計期間は、設備・無形資産取得685億円、子会社株式取得482億円を実行し、既存事業・成長投資への資金配分を進めた。 - FY2023前進有価証券報告書
「当社グループは、引き続き「BS(バランスシート)・PF(ポートフォリオ)マネジメントによるキャッシュ創出」により生じる資金を「機動的な株主還元施策」と「成長ドライバー獲得への規律ある投資」に振り向け、適切な利益還元と企業価値の向上に繋げていきます。」
2023年はBlackmores社取得などの成長投資、年間71円配当、社債・借入による資金調達を組み合わせ、資本配分方針を実行した。 - FY2023-Q3前進有価証券報告書
「投資活動による資金の支出は前年同期に比べ2,495億円増加の2,310億円となりました。子会社株式の売却により80億円、投資の売却により64億円の収入がありました。一方、子会社株式の取得については、前年同期に比べ1,159億円増加の1,621億円を支出、また有形固定資産及び無形資産の取得により835億円を支出しました。」
第3四半期累計ではBlackmores社等の子会社株式取得に1,621億円、設備・無形資産取得に835億円を支出し、ポートフォリオ再編と成長投資を実行した。 - FY2023-Q2前進有価証券報告書
「投資活動による資金の支出は前年同期に比べ226億円減少の560億円となりました。投資の売却により64億円の収入がありました。一方、有形固定資産及び無形資産の取得については、前年同期に比べ217億円増加の591億円を支出しました。」
2023年上期は、有形固定資産・無形資産の取得に591億円を支出する一方、投資売却で64億円を回収した。既存事業・成長投資を進めながら資本配分を実行した。 - FY2023-Q1前進有価証券報告書
「営業活動による資金の収入は前年同期に比べ253億円増加の419億円となりました。」
2022年中計の資本配分期間において、第1四半期の営業キャッシュ・フローは419億円となった。 - FY2022前進有価証券報告書
「上記の結果、既存事業への投資と成長投資を進めつつ、安定的かつ継続的な株主還元・有利子負債の圧縮を通して資本構成の安定化を図ることができました。」
既存事業・成長投資を継続しながら、配当655億円、自己株式取得500億円、有利子負債369億円減少を実施した。資本配分を実績へ進めた。 - FY2021再定義有価証券報告書
「これら、バランスシートマネジメント、ポートフォリオマネジメントにより創出したキャッシュは、将来の成長ドライバーを獲得するためのM&A投資に優先して振り向けます。」
資本配分を、感染症下の手元資金確保・安定配当優先から、BS・ポートフォリオマネジメントで創出した資金を成長ドライバー獲得のM&Aへ優先配分する方針へ組み替えた。 - FY2020再定義有価証券報告書
「既存事業により創出した営業キャッシュ・フローは、新型コロナウイルス感染拡大が予断を許さない状況であることから、健全な経営を維持する為の手元資金確保、及び平準化EPSに対する連結配当性向40%以上による安定的な配当に対して優先して配分します。」
従来の成長投資優先の資金配分を、感染症下では手元資金確保と40%以上の安定配当を優先する方針へ組み替えた。 - FY2020-Q1後退有価証券報告書
「短期的には不急な投資については既に計画されていたものも含め、凍結しています。」
新型コロナウイルスの影響を踏まえ、短期的に不急の投資を既計画分も含めて凍結し、従来の成長投資・資本配分を一時的に抑制した。 - FY2019前進有価証券報告書
「2020年度につきましても事業から創出したキャッシュを原資に生産能力の増強や米国ニュー・ベルジャン・ブルーイング社の株式取得等、引き続き事業の収益性強化に向けた投資を行う予定です。」
創出キャッシュの配分方針を、2020年度の生産能力増強、ニュー・ベルジャン・ブルーイング社への投資、食領域・ヘルスサイエンス領域への投資として具体化した。 - FY2018前進有価証券報告書
「創出したフリーキャッシュフローについては財務戦略に則り、第一優先的に酒類・飲料などの既存事業の成長投資に振り向け、医と食をつなぐ事業の立ち上げ・育成に使うとともに追加的株主還元への機動的なアロケーションも検討していきます。」
創出キャッシュの配分方針を、既存事業成長投資、医と食をつなぐ事業、追加的株主還元の優先順位として具体化した。 - FY2017初出有価証券報告書
「構造改革により創出したキャッシュは、あるべき資本構成を維持する前提のもと、将来に向けた成長投資に優先的に振り向けるとともに、配当を基本とした株主還元の充実も検討します。」
構造改革で創出したキャッシュを、資本構成を維持しながら成長投資と株主還元へ優先配分する方針を示した。