買収先・海外拠点の収益未達と減損リスク
FY2020に初出。6回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020。直近の記載はFY2026。
亀田製菓がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。31社中18社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに25社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「連結子会社である株式会社タイナイの株式取得時に発生したのれん及び保有する固定資産について、当初想定していた収益の達成に遅れが生じており、計画値の達成には時間を要すると判断したことから、当該減少額を減損損失858百万円として特別損失に計上しました。」
買収先のタイナイについて収益計画の達成遅延が顕在化し、のれん・固定資産合計858百万円の減損損失を計上した。 - 2026-05-13顕在化業績予想の修正
「その結果、事業用資産については、連結子会社である株式会社タイナイの株式取得時に発生したのれん及び保有する固定資産について、当初想定していた収益の達成に遅れが生じており、計画値の達成には時間を要すると判断したことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失858百万円として特別損失に計上しました。」
タイナイについて収益計画の達成遅れが発生し、のれんおよび固定資産の減損損失858百万円を計上した。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「福井県の事業用資産については、連結子会社である株式会社マイセン及び株式会社マイセンファインフードの保有する固定資産について、当初想定していた収益の達成に遅れが生じており、計画値の達成には時間を要すると判断したことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失451百万円として特別損失に計上しました。」
買収先のマイセンおよびマイセンファインフードで収益計画の遅れが実際に発生し、固定資産451百万円の減損損失を計上した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「Mary’s Gone Crackers, Inc.において、オーガニック原材料の価格高騰やインフレによる賃金の上昇など経営環境の急激な変化ならびに収益性改善に向けた取り組みの遅れなどにより、営業損失を計上する見込みとなり、…減損損失1,792百万円として特別損失に計上しました。」
買収先であるMary’s Gone Crackersについて収益性未達が再び顕在化し、1,792百万円の固定資産減損損失を計上した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当該のれんについては、取得原価のうち、のれんに配分された金額が相対的に多額となっていることを考慮して、減損の兆候が存在すると判断しているため、減損損失を認識するかどうかの判定を行ったところ、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がSKDグループの対象固定資産の帳簿価額を上回るため、減損損失の認識は不要と判断しました。」
Singha Kamedaグループののれん412百万円について減損兆候を認識して判定を実施した。減損損失は認識していないが、買収先の収益見通しに関する評価リスクを新たに記載している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「連結子会社である株式会社マイセンの株式取得時に発生したのれんについて、当初想定していた収益の達成に遅れが生じており、計画値の達成には時間を要すると判断したことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失145百万円として特別損失に計上しました。また、タイ国の連結子会社であるTHAI KAMEDA CO.,LTDの保有する固定資産について、想定していた収益が見込めなくなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失212百万円として特別損失に計上しました。」
M&A先のマイセンのれんとタイ子会社の固定資産について、収益未達・収益見込み消失が実際に発生し、合計357百万円の減損損失を計上した。