主要原材料・エネルギー・為替の調達価格変動リスク
FY2019に初出。20回の記載のうち11回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q2。直近の記載はFY2026-H1。
カンロがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。167社中121社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに39社。
- FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「中東情勢の影響による材料費や燃料費等の増加に伴い利益率が低下、」
材料費・燃料費等の増加が実際に発生し、利益率の低下として当中間期の業績に現れたと記載している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「引続き原料価格の高騰や供給不安は続いており、ゼラチン等のゲル化剤に加え、食品素材・添加物を問わず様々な原料に関する代替検討を実施しております。」
原料価格高騰・供給不安が継続して顕在化している状況と、代替原料検討による対応を通期で再確認している。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「昨年に引続き原料価格の高騰や供給不安は続いており、ゼラチンなどのゲル化剤に加え、食品素材・添加物を問わず様々な原料に関する代替検討を実施しております。特に乳原料に関しては新規原料への代替に向け、量産化検討及び目標品質の確認などを実施し製品の安定供給に向けた対応を実施しております。」
原料価格高騰・供給不安が継続して実績に現れており、対象をゲル化剤等から幅広い食品素材・添加物へ広げ、乳原料では量産化検討と品質確認を進めている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「変動費率は前年同期比で上昇したものの、生産性向上等による限界利益の増加により吸収し、」
原材料価格上昇と円安による調達コスト上昇が変動費率の上昇として実績に現れており、価格改定・生産性向上による対応と併記している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「昨年に引続き原料価格の高騰や供給不安は続いており、ゼラチンなどのゲル化剤に加え、食品素材・添加物を問わず様々な原料に関する代替検討を実施しております。」
原料価格高騰と供給不安が実際に継続しており、代替原料の検討、供給先の視察・監査を対応として実施している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「継続する原材料価格の値上がりにより変動費率は上昇したものの、販売数量増加と生産性向上に伴う限界利益の増加により、売上総利益は前年同期比13億45百万円(19.4%)増益の82億65百万円となりました。」
継続する原材料価格上昇が変動費率の上昇として実績に現れており、調達価格変動リスクが引き続き顕在化している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「継続する原材料価格の上昇により変動費率は上昇したものの、販売数量増加と生産性向上による限界利益の増加により、売上総利益は前年同期比11億47百万円(24.0%)増益の59億20百万円となりました。」
原材料価格上昇が継続し、変動費率の上昇として実績に現れている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「継続する原材料価格の上昇により変動費率は上昇したものの、販売数量増加と生産性向上による限界利益の増加により、売上総利益は前年同期比7億66百万円(31.1%)増益の32億33百万円となりました。」
原材料価格上昇が継続し、変動費率の上昇として実績に現れている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「2022年は長期化するロシア・ウクライナ情勢等に端を発した原材料価格の上昇や、世界的な金融引締め下における急激な円安などにより、生産コストが大幅に上昇しました。」
原材料価格の上昇と急激な円安による生産コスト上昇が実際に発生したと記載している。価格改定や生産効率化による対応も併記されている。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「長期化するウクライナ情勢等の影響による原材料価格の上昇や、世界的金融引締め下において金融資本市場の変動等のリスクが顕在化し、急激な円安など先行き不透明な状態が継続しています。」
原材料価格上昇と金融資本市場変動のリスクが顕在化した状況に加え、世界的金融引締めと急激な円安を明示しており、調達価格・為替等のリスク要因が拡大している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「長期化するウクライナ情勢等の影響により原材料価格の上昇や金融資本市場の変動等のリスクが顕在化し、」
主要原材料の調達価格変動リスクについて、ウクライナ情勢等の影響による原材料価格上昇が顕在化したと記載している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「3月には同措置は全面的に解除されたものの、ウクライナ情勢等の影響により原材料価格の上昇や金融資本市場の変動等のリスクなど先行き不透明な状態が継続しています。」
主要原材料の調達価格変動リスクについて、ウクライナ情勢等による原材料価格上昇と金融資本市場の変動が加わった形で、先行き不透明な状況を記載している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「・調達価格の変動による原価上昇 ・調達先の倒産など、調達先起因による供給の不安定化」
調達価格変動に加え、調達先の倒産等による供給不安定化を明示し、リスク認識の前年からの変化を「↑」としている。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
主要原材料・エネルギー・為替の調達価格変動リスクについて、重要な変更はないとの会社記載により再確認している。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
主要原材料・エネルギー・為替の調達価格変動リスクについて、重要な変更はないとの会社記載により再確認している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「・調達価格の変動による原価上昇 ・調達先の倒産など、調達先起因による供給の不安定化」
原材料調達価格の変動と、調達先起因の供給不安定化をサプライチェーン上のリスクとして継続している。 - FY2019初出有価証券報告書
「砂糖や水飴、乳などの主要原材料は天候による生産量の増減が価格に大きく影響を及ぼすほか、テロや戦争といった有事の勃発により、重油などのエネルギー燃料価格や為替相場が予測の範囲を超えて大きく変動する可能性があります。こうした価格や相場の急激な変動は当社の調達価格の上昇を通じて業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。」
砂糖・水飴・乳等の原材料、重油等のエネルギー燃料、為替相場の変動を調達価格上昇につながる新たなリスクとして体系的に記載している。