人口減少・高齢化と農業経営の大規模化
FY2016に初出。37回の記載のうち30回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q2。直近の記載は2026-10-05。
カネコ種苗がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。6社中4社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに2社。
- 2026-10-05再掲決算
「国内農業におきましては、農業従事者の減少・高齢化や生産資材価格の高止まり等により、生産者を取り巻く経営環境は引き続き厳しい状況にあります。」
農業従事者の減少・高齢化と生産資材価格の高止まりによる国内農業の厳しい経営環境を再確認している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、食料安全保障への関心の高まりやスマート農業の普及が進む一方、農業従事者の高齢化や担い手不足、資材・肥料価格の高騰など厳しい経営環境が続き、また、気候変動による高温や豪雨などの異常気象が農作物の生育や収量に影響を及ぼすなど、不安定な状況が続いております。」
従来の担い手不足・高齢化や資材価格上昇に加え、高温・豪雨などの異常気象が生育・収量へ影響する状況を記載している。 - 2026-08-03悪化株主総会
「農業従事者の高齢化や担い手不足、資材・肥料価格の高騰など厳しい経営環境が続き、また、気候変動による高温や豪雨などの異常気象が農作物の生育や収量に影響を及ぼすなど、不安定な状況が続いております。」
農業従事者の高齢化・担い手不足、資材・肥料価格高騰、高温・豪雨による生育・収量への影響を国内農業の状況として具体化している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「国内農業においては、夏季の高温や局地的な大雨等の気象変動の影響に加え、害虫の大量発生など農作物の作柄を悪化させる要因が多発し、また、コメ価格は高止まりしているものの販売量は減少傾向で、今後の価格低下が懸念されるなど、農家経営は不安定な状況が続いております。」
高温・局地的大雨・害虫大量発生に加え、コメ価格の高止まりと販売量減少、価格低下懸念を記載し、国内農業を取り巻く不安定要因を具体化している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「国内農業の状況は、米の店頭小売価格が大幅に値上がりしたものの、生産資材や輸送コストの上昇・高止まりや、温暖化に伴う不安定な作柄の影響などから、農家経営の厳しさは依然として緩む状況にはありません。」
生産資材・輸送コストの高止まりと温暖化に伴う不安定な作柄により、国内農家経営の厳しさが続いていると記載している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、戸数が20年足らずで半減し、かつ、半数以上が赤字である酪農家の経営に象徴されるように、農家経営の厳しさは依然として緩む状況にありません。」
農業戸数の20年足らずでの半減と、酪農家の半数以上が赤字である状況を新たに具体化し、国内農業の構造問題を深刻な実態として記載している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、国際情勢の不安定化や円安が、国内農業に大きなダメージをもたらしました。資源・穀物価格高騰に伴い肥料・飼料・資材・光熱費などのコストが上昇・高止まりするなか、青果などの生産物価格は思うように上昇しないことから、農家経営は非常に厳しい状況となっております。」
従来の人口減少・高齢化・後継者不足に加え、国際情勢、円安、農業投入資材・光熱費の高止まりと生産物価格の伸び悩みが農家経営への圧迫要因として明示されている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、円安などに伴う輸入飼料や生産資材高騰によるコスト高、温暖化に伴い作柄の不安定化や収穫時期が前倒しとなるなど、農家経営に影響を及ぼす事象が多発する状況となりました。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、円安による輸入飼料・生産資材のコスト高、温暖化に伴う作柄不安定化と収穫時期の前倒しが農家経営への影響要因として記載されている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、円安などに伴う輸入飼料や生産資材の高騰によるコスト高、天候不順による不安定な作柄や収穫時期の変動など、これまで経験したことのない事象が散見されております。」
従来の人口減少・高齢化・後継者不足に加え、円安による輸入飼料・生産資材の高騰、天候不順、不安定な作柄、収穫時期の変動が新たな農業環境上の問題として記載されている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、生産資材の高騰によるコスト高、酷暑による農作物の品質低下や不安定な作柄の影響が、農家経営に暗い影を落としております。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、生産資材高騰によるコスト高と酷暑による品質低下・不安定な作柄が農家経営への新たな圧迫要因として記載されている。 - FY2023悪化有価証券報告書
「資源・穀物価格高騰に伴い肥料・飼料・資材・光熱費が値上がりし、特に輸入生産資材への依存度が高い畜産部門の影響は深刻で、廃業する酪農家が多発するなど農家経営は厳しさを増しております。」
従来の人口減少・高齢化・後継者不足に加え、肥料・飼料・資材・光熱費の値上がりと廃業する酪農家の多発を記載し、国内農業の経営圧迫をさらに具体化している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、資源・穀物価格高騰に伴う肥料・飼料・資材の値上がりにもかかわらず、生産物価格の上昇は鈍く、農家経営を圧迫する事態が続いております。」
従来の人口減少・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、農業投入資材の値上がりに対して生産物価格の上昇が鈍く、農家経営の圧迫が続いていると記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、資源・穀物価格高騰に伴う肥料・飼料・資材の値上がりが、農家経営を圧迫する事態が続いております。」
従来の人口減少・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、資源・穀物価格高騰による肥料・飼料・資材の値上がりが農家経営を圧迫する状況が続いている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、コロナ禍により外食産業の農産物需要大幅減や、原料の多くを輸入に頼る飼料や肥料が、輸入物価高騰から大幅に価格が上昇するなど、農家経営に大きな影響を与える事象が多数みられる状況となりました。」
従来の人口減少・高齢化・後継者不足に加え、外食需要の減少、輸入飼料・肥料の価格上昇が農家経営への影響要因として加わった。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、夏場の天候不順や青果安、コロナ禍の煽りを受けた牛乳消費減退などから生乳の廃棄が懸念されるなど農家経営を圧迫する事象が多発する状況となっております。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足、天候不順、青果安に加え、牛乳消費減退による生乳廃棄懸念が新たに記載され、農家経営を圧迫する事象が増加している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、夏場の天候不順や青果安など、マイナス要因が多々みられる状況となりました。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、夏場の天候不順と青果安が国内農業のマイナス要因として記載されている。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、九州地方の大雨に象徴されるように、天候面では降水量が多く日照不足傾向となり、農作物の作柄不良が懸念されるなど、農家経営が不安定化する要因が散見されます。」
従来の人口・高齢化、食料需要減少、後継者不足に加え、九州地方の大雨、多雨・日照不足による作柄不良懸念が加わっている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「日本国内の農業分野を取り巻く環境は、既に減少に転じている人口が、コロナ禍で経済情勢が悪化した影響を受け、さらに減少の速度が増すことが懸念される一方で、高齢者の増加傾向は継続しており、それらが相俟って食料需要の減少要因となっています。」
人口減少の加速懸念と高齢者増加が食料需要の減少要因として示され、従来の国内農業の構造課題が継続・具体化している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、コロナ禍による外食産業の農産物需要大幅減や青果安、また、日本海側を中心に大雪による農業用施設の倒壊が多数発生するなど、農家経営に大きな影響を与える事象が多くみられる状況となりました。」
従来の人口減少・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、コロナ禍による外食需要減、青果安、日本海側の大雪による農業用施設倒壊が発生し、農家経営への影響要因が増加している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、コロナ禍で海外からの入国が困難となったことにより、外国人労働者に依存していた一部生産者では労働力不足となり、また、コロナ禍で外食産業の需要低迷に加え、秋口から好天に恵まれ豊作になったことから青果安となるなど、農家経営も厳しさを増しております。」
従来の人口減少・高齢化・後継者不足に加え、外国人労働者の入国困難による労働力不足、外食需要低迷と豊作による青果安が農家経営を圧迫している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、コロナ禍による外食産業の農産物需要大幅減、長梅雨による青果物の作柄不良や野菜価格の高騰など農家経営に大きな影響を与える事象が頻発する様相となりました。」
従来の少子高齢化・食料消費減少・後継者不足に加え、外食産業の需要減、長梅雨による作柄不良、野菜価格高騰が農家経営への影響要因として加わっている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、初夏の日照不足や大型台風の襲来による農作物への被害、また暖冬により青果物が供給増加となったものの、コロナ禍による訪日客や外食の減少により業務・加工用需要が減少するなど、供給・需要両面の影響で青果安となり、同じくコロナ禍の影響で外国人労働者の来日が困難となったことから大型農家を中心に労働力不足となるなど、農家経営を圧迫する状況となりました。」
従来の人口減少・高齢化・後継者不足、天候要因に加え、コロナ禍による需要減少と外国人労働者の来日困難による労働力不足を記載している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、初夏の日照不足や大型台風の襲来による農作物への被害、また、暖冬により青果物が供給増加となったものの、新型コロナウイルス感染症による訪日客や外食の減少により業務・加工用需要が減少するなど、供給・需要両面の影響で青果安となり、農家経営を圧迫する状況となりました。」
従来の構造問題や天候被害に加え、暖冬による供給増加と新型コロナウイルス感染症による訪日客・外食減少が青果安と農家経営の圧迫につながったと記載している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、初夏の日照不足や大型台風の襲来による農作物への被害、豚コレラの発生など、農家経営を不安定化させる要因が多発する状況となりました。」
従来の少子高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、日照不足、大型台風による農作物被害、豚コレラの発生が農家経営の不安定化要因として加わっている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、今夏前半は日照不足、後半は猛暑となるなど農作物の作柄不安定要因が頻発し、直近では、台風の襲来が千葉県を中心に農業へも大きな被害をもたらすなど、マイナス面が多々見られる状況となっております。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、日照不足、猛暑、台風による農業被害が重なり、国内農業の不安定要因が増加している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、夏場には猛暑による農作物の作柄不良や台風の襲来による農業用施設の損壊、秋以降は好天や暖冬により野菜の生育が前倒しで進み、出荷量増加が青果安につながるなど、目まぐるしく状況が変化いたしました。」
従来の人口減少・高齢化・後継者不足に加え、猛暑、台風、暖冬、出荷量増加による青果安など複数の不安定要素を記載している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、夏場には猛暑による農作物の作柄不良や台風の襲来による農業用施設の損壊、秋以降は好天や暖冬により野菜の生育が前倒しで進み、出荷量増加が青果安につながるなど、目まぐるしく状況が変化いたしました。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、猛暑・台風による被害、暖冬による生育前倒しと出荷量増加による青果安を記載している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、夏場は猛暑や台風などの天候不順による農作物の作柄不良、秋以降は好天に恵まれ野菜の生育が前倒しで進み、出荷量増加が青果安につながるなど、目まぐるしく状況が変化いたしました。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、猛暑・台風による作柄不良と、秋以降の出荷量増加による青果価格下落を記載している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、平成30年7月豪雨や台風の頻発、猛暑などの天候不順による農作物の作柄不良など不安定要素が多々見受けられる状況です。」
従来の人口・高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、豪雨・台風・猛暑による作柄不良など不安定要素が複数化している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「国内では、2015年から人口が減少に転じ、高齢化率の上昇と相俟って、食料消費の減少が今後も継続し、家庭園芸の分野でも需要低迷の一因となっております。また、農作物の生産面においては、農業の担い手の高齢化や生産コスト低減など多くの課題を抱えております。」
人口減少の開始時点、食料消費減少の継続、担い手高齢化などを明示し、国内農業の構造課題をより具体化している。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、天候不順による農産物の作柄不良、アメリカ抜きで成立したTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など、農家経営へマイナス影響が懸念される事象が散見されます。」
従来の少子高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、天候不順による作柄不良やアメリカ抜きで成立したTPPを農家経営への懸念要因として追加している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「また、国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、長雨や台風により農作物が被害を受けるなど、農家経営は一層不安定化しております。」
従来の少子高齢化、食料消費減少、後継者不足に加え、長雨・台風による農作物被害が発生し、農家経営の不安定化が強まったと記載している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、夏の天候不順などによる農産物の作柄不良が懸念されます。」
少子高齢化、食料消費減少、後継者不足という構造課題を再掲し、夏の天候不順による作柄不良への懸念を付加している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「国内農業の状況は、強い国内農業の構築を目指した政府の施策の今後が期待される一方、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に大きな変化はありません。」
政府施策への期待を付記しつつ、少子高齢化、食料消費減少、後継者不足という従来の国内農業の構造課題に大きな変化がないと再確認している。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、農業に多大な影響を及ぼすと想定されるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)については、トランプ次期米国大統領が離脱を表明するなど、不透明感が高まっております。」
少子高齢化、食料消費減少、後継者不足という国内農業の構造課題を再確認し、TPPをめぐる不透明感を付加している。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、北海道などを襲った大雨により農業生産が多大な影響をうけるなど、農家経営が圧迫される要因が多々みられております。」
少子高齢化、食料消費減少、後継者不足という従来の構造課題を再掲し、大雨による農業生産への影響も加えている。 - FY2016初出有価証券報告書
「農業従事者が高齢化する反面、高齢者の離農が加速する中で農地が担い手に集まり規模拡大が進んでいることに加え、法人経営が増加し大規模化などによるコスト低減や農業の6次産業化、農産物の輸出増加など大きな変化の過程にあるものと思われます。」
国内農業の構造変化を事業環境の前提として記載。