1987年のブラックマンデーを起点に、1998年の円高急転と2008年のリーマンショック時の為替暴落の流れを整理し、現在の円安観測と2026年の見通しについて触れている。
1987年10月の世界同時株安「ブラックマンデー」が印象を強めている背景には、FRB議長交代直後に起きた動揺と、西ドイツのBUBAが利下げを拒否した経緯がある。これにより国際協調体制の先行きが懸念され、暴落のイメージが強まった。
為替でも「10月の暴落」は過去の代表例として挙げられ、1998年10月には米ドル/円が約25円下落して135円台から110円台へ急変した。円安観が修正されず、円高へ転じる要因が背景にあったとの指摘がある。
また、2008年10月のリーマンショック時には豪ドル/円が大きく下落した事例がある。当時は金利差の期待で豪ドル買い円売りが人気だったが、危機の局面で反動が生じた。
最近も円金利の低さを背景に円売りがみられる一方、過去の“暴落の10月”局面と同様に、クロス円での動きが大きくなる可能性が指摘されている。