メガバンク株は高値を付けず足踏みする一方、地銀株は8月に高値を更新。日本株は一進一退の局面を経て、今後上振れ傾向が見られると野村證券のストラテジストが解説している。
メガバンク株は2026年7月末前後に直近高値を付けた一方、地方銀行株は8月に高値を更新した。背景には利上げ期待より割安感や出遅れ感が影響しているとの見方が示されている。
1980年代後半にもメガバンク株は春先に高値を付けた後、日銀の利上げ局面で一進一退の推移を辿った。これに合わせてTOPIXと日経平均は地銀の上昇を取り込み、その後2年半かけて高値を形成したと整理されている。
銀行株のファクターリターンでは低PBR・低PERと個人保有比率の高さがプラス要因として挙げられ、低PBRの有効性がこの数年で特に顕著とされている。地銀が高値を更新する局面では、全体の市場指標も一時的に横ばいから上振れへと動いた傾向が指摘されている。
銀行セクターのスクリーニングとして、低時価総額・バリュー・低外国人保有比率・高個人保有比率を満たす地銀株群に着目したいという見方が示されている。野村證券は2026年8月19日時点のデータを出典としている。