客数増で日高屋が3年連続最高益、かつやとあみやき亭は上期売上高200億円突破を見込む――インフレ2年目の外食は客数動員力の正体に注目が集まる。
今週は外食企業の決算・IR週報が相次ぎ、日高屋ことハイデイ日高が中間期の決算で売上高340億円、純利益27億円と3年連続の過去最高益を更新したことが伝えられた。駅前立地を活かしたちょい飲み戦略と期間限定値引きの組み合わせが既存店客数の増加を牽引した。
かつやを展開するアークランズは子会社の不適切会計に伴う特別調査報告書を公表したが、外食事業自体は既存店が堅調。月次限定メニューの投入サイクルで客数と客単価を同時に押し上げる施策が継続されている。
あみやき亭は10月3日に中間期の業績予想を開示し、売上高200億円(前年同期比10.3%増)、営業利益11億4,000万円の見通しを示した。郊外型からセルフ型ステーキ「感動の肉と米」へ資源を集中し、引き算のオペレーションを徹底することで高効率を実現している。
全体の動向として、値上げだけではなくオペレーションの引き算で実質成長を追求する企業が増え、インフレ2年目の外食市場は客数動員力の強化が勝敗を分ける局面となっている。