13日の日米為替市場でドル・円は158円台前半で伸び悩み、IMFが日銀の政策金利を中立水準へ段階的に引き上げる可能性に言及したことで、12月の利上げ観測が意識されやすくなった。
13日の東京市場でドル・円は158円65銭を高値に158円19銭まで下落する場面があり、IMFが日銀の政策金利の段階的引き上げを示唆したことが背景にある。IMFの見解を受け、現状維持が見込まれる一方で12月の追加利上げが意識されやすくなった。
この日米市場では米10年債利回りが5.2%を割り込み、WTI原油が92ドル台前半へ下落。ドル売りが優勢となる場面もあったが、クロス円の動きがドルの下値を支える展開となった。主要中銀の引き締め姿勢が再認識され、円を含む主要通貨の方向感が鈍化した。
国内では9月の国内企業物価指数が前年同月比+6.8%となり、市場予想の+7.6%を下回った。これを受けて日銀の政策運営を巡る思惑が交錯する材料となり、為替市場の緊張感を一段と高めた。
IMFの見解は日銀が政策金利を中立水準へ段階的に引き上げる可能性を示唆するもので、今月末の金融政策決定会合での現状維持を織り込みつつ、12月会合での利上げを視野に入れる動きが広がっている。