来週の海外市場は欧米の10月PMI速報とインフレ指標の動向が交錯し、メタ・プラットフォームズとテスラの決算発表が市場の注目点となる。中東情勢と原油の動きもリスク要因として影響を探る。
来週は欧米の10月PMI速報と米国の CPI・PPI などインフレ指標の発表が相次ぎ、利上げ見通しが市場の焦点となる。9月CPIは市場予想を上回り、PPIも大幅上昇となり、年内の追加利上げ観測が改めて意識される。一方で主要な資本市場の動向は、AI関連投資への警戒感と非AIセクターへの資金ローテーションの観測も併せて伝える。
決算シーズンは第2週に入り、メタ・プラットフォームズとテスラの業績が最も注目される。メタはAI投資の過熱懸念を払拭できるかが焦点となり、前回決算後の株価下落後の動向が市場の反応を左右するとみられる。その他の大型銘柄としてNetflixやP&G、American Express、GM、IBM、TI、Newmont、3Mなどの決算発表が控える。
国際原油相場は中東情勢の緊張や供給リスクの高まりを背景に上昇が続き、WTIは週間ベースで10%超の上昇、ホルムズ海峡の通過量は大幅に減少した。金・銀市場は軟調となり、FRBの今後の動向と市場の金利見通しが短期の資産配分に影響を与える可能性がある。
欧州はECBの金融条件と英国のインフレ指標に注目。英国では雇用と9月CPIの発表を控え、11月利上げの確率と今後の利上げ見通しが価格に反映される。日本では9月全国CPIの発表と日銀の政策決定会合が注目点となり、12月の利上げ可能性を左右する材料となり得る。