東京円は2日午前、1ドル158円台前半まで上昇。FRBの利上げ観測後退と東京都区部の9月CPIが強いことが背景に挙げられている。
2日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル=158円台前半で推移した。午前10時時点の価格は前日比23銭の円高・ドル安の水準で、1ドル=158円14〜15銭となった。対ユーロでも円高・ユーロ安となり、1ユーロ=177円65〜67銭だった。
FRBの利上げ観測が後退したことを受け、日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが先行した。市場関係者は、FRBの動向と米金利の先行き観測が円相場の動きに影響したと分析している。
総務省が発表した9月の東京都区部消費者物価指数は市場予想を上回る強さを示し、日銀が早期の利上げに踏み切る可能性への見方が強まった。これが円買いを後押ししたとの見方が多い。
前日には円安・ドル高で取引されていたが、2日午前の動意で円が買い戻される展開となった。FRBの利上げ観測後退と物価指標の強さが相場の転換点となったとの指摘がある。