来週のドル円は155.50円から159.00円のレンジで推移する見通し。東京の物価指標の上振れが日銀の利上げ観測を再燃させる可能性がある。
来週のドル円相場は、日米で10月の追加利上げ観測が後退する状況の中でも、東京の物価指標の上振れが日銀の政策見直しへの期待を刺激し、レンジは155.50〜159.00円で上下する見込みだ。外為どっとコム総研の見方としては上値が159円付近で重さを意識する一方、下値は155円台後半で底堅いとの見解が示された。
今週のドル円は156.38〜158.46円の範囲で推移し、前回予想レンジの156.00〜159.60円の範囲に収まった。日銀の公表した9月金融政策決定会合の主な意見では、内閣府が利上げの累積的影響を点検する必要性を指摘し、短観は市場予想をやや下回ったため10月の連続利上げ観測が後退した。
米国では雇用統計の結果が焦点となり、非農業部門雇用者数は前月比2.9万人増、失業率は4.2%へ上昇した。FRB高官の発言や市場の金利動向次第で、10月の追加利上げ確率が再び動く可能性がある。ドル円は発表直後に一時的に下落した後、買い戻しが続いた。
テクニカル面の分岐点として、上方向は200日移動平均線の近かわいの158.50円を抜けるかが鍵で、下方向は25日移動平均線の156.65円を割り込むと下値目標へ向かいやすい。来週は米雇用統計の動向と植田総裁の発言、FOMC・日銀の決定を注視する展開になりそうだ。