米CPI上振れにもかかわらずドル円は153円台を回復できず、今週はFOMCと日銀の次の利上げが焦点となる。想定レンジは151.50〜155.00円で、下値は152円前後、上値は154.65〜155.00円が重要と見られる。
今週のドル円は米FOMCと日銀の金融政策会合が重なる日米ウィークとなるが、現時点で市場の利上げ観測には大きな揺れがある。米金利の上昇だけではドル円の上値が限定的との見方が継続し、米CPIの上振れにもかかわらず大幅な反発は限定的だとの見方が多い。
米8月CPIは総合が前月比0.4%上昇、コアが0.3%上昇となり、FRBの利上げ観測を押し上げた。ただしドル円は152円台前半〜153円台後半の動きにとどまり、追加利上げの影響力が限定的と受け止められている。今週の日米中央銀行イベントが、今後の材料の偏りを決めるポイントになる。
FOMCの焦点はドットプロットと会見での追加利上げ示唆の有無に加え、会見後の市場の反応に左右される見通し。日銀は次の利上げ時期を市場がどこまで意識させるかが鍵で、1.25%への利上げ自体は織り込みつつも、次の一手の示唆が円相場の動きを左右する可能性がある、と分析されている。
技術面では下値の分岐点を152.887円、上値の分岐点を154.65〜155.00円と見込む。RSIが低水準にある一方、円キャリートレードの巻き戻し状況や日銀の政策スタンス次第で、レンジ内の推移が続く可能性があると指摘されている。