来週のドル/円は米CPIを手掛かりに日米の利上げ観測と介入警戒の綱引きが続き、レンジは156.50─159.50円に想定される。160円近辺では為替介入警戒が強まるとの見方も出ている。
来週の外為市場では、米消費者物価指数(CPI)の発表を最大の分岐点に、日米の利上げ観測の変化を見極める展開になる見通し。市場では10月のFOMCでの据え置き観測が8割強とされる一方、CPIが予想を上回る場合はドル買い・円売りの動きが強まる可能性が指摘されている。
ドル/円の上値は160円接近時の介入警戒で重くなる場面が想定され、予想レンジは156.50─159.50円とされる。ユーロ/ドルの動向も背景要因として挙げられており、介入リスクが心理的な節目を形成する可能性がある。
日本要因として小枝淳子日銀審議委員の15日の発言が利上げ姿勢を測る材料になるとの見方があるほか、16日に内田副総裁が挨拶文を代読する予定で、全体の利上げ見通しを探る材料となる。原油高や欧州債務問題もドル/円の動きを左右する要因として挙げられている。
来週は米国のCPIと日銀要人の発言を通じて日米双方の利上げ観測の変化を見極め、原油動向や地政学リスクがかく乱要因として作用する可能性がある。