日銀は情勢次第で10月の利上げもあり得るとの見方が浮上。12月の利上げはほぼ確実との見方も示された。
日銀の次の利上げ時期について、12月をメインシナリオとしつつ、情勢次第では10月会合で連続利上げがあり得るとの見解が、元日銀理事の門間一夫氏によって示された。門間氏は次の利上げを「12月はほぼ確実」と述べ、タイミングは10月か12月かの選択とし、議論の焦点は「12月まで待てない判断」だと語った。
外部環境の変化を踏まえ、利上げペースを3カ月ごとに1回程度とする基本路線の中で、外部要因次第では10月の可能性が2〜3割程度あるとの見方もあった。一方、物価上昇の動向を踏まえれば日銀の基本姿勢に変化が生じても、利上げを来年1月以降に遅らせる可能性は低いとの認識が示された。
市場では日銀が今後の金利見通しを示す指標として物価動向や米国動向を重視しており、10月利上げの確率は約30%強、12月までの確率は90%弱と見込まれている。日銀は中東情勢やAI需要、為替動向を利上げの判断材料として挙げており、現状はこれらが利上げを促す状況だと門間氏は指摘した。
日銀は9月の会合で政策金利を1.25%へ引き上げ、これが植田総裁の下での最速ペースとなっている。門間氏はターミナルレートを1.75%−2.0%と見込み、次の利上げ後は年内に0.25ポイント程度の引き上げを想定する一方、賃上げなどの要因次第で上振れの可能性もあると語った。