日銀の高田創審議委員が早期の利上げを前向きに語り、年内に10月と12月の連続利上げが取り沙汰されるとの見方が伝えられた。
日銀の高田創審議委員は札幌市で開かれた金融経済懇談会後の記者会見で、利上げは年に2回という前提にとらわれず機動的な対応が必要だと述べた。さらに「一定のペースにとらわれず機動的に利上げを行う新たな局面に入った」とし、利上げ幅については「0.25%だけでなく環境に応じた幅広い選択肢がある」と語った。
市場では9月17日・18日の金融政策決定会合での利上げの可能性が取り上げられる一方、年内に2回の利上げが実施されるかどうかが注目されている。慶応大学の中室牧子教授は、日銀の政策決定は政策委員会の構成とタカ派・ハト派の見解で決まると指摘し、今回は連続利上げの可否がポイントになるとの見方を示した。
今回の論点は、年内に10月と12月の会合で連続して利上げが行われるかどうかという点に集約される。高田審議委員は早期の利上げの必要性を強調しつつ、今後の環境変化に応じた柔軟な対応を示唆している。