中東発の原油供給不安と米金利上昇が続く中、 Brent が110ドル台を試し、米10年債利回りが5%直前まで上昇。円は152円台へ上昇。翌週はFOMCと日銀会合が控えるが、中東の供給リスクが市場を動かす要因として残る。
9月7日の週、Brent crudeが110ドル近辺へ上昇し、米10年物国債利回りは5%直前まで上昇した。ECBは政策金利を0.25ポイント引き上げ、他方で円は152円台へと円高になった。要因は日本銀行の追加利上げ観測と円キャリートレードの巻き戻しが優勢だったことと、原油高・金利上昇が同時に進んだ点にある。
原油急騰はガソリン・輸送費・製造原価へ波及し、物価の上昇圧力を再燃させた。米8月CPI・PPIの予想を上回る伸びも、金利先物市場で9月の利上げ確率の織り込みを強めた。
金利上昇と原油高にもかかわらず、円高が進む局面では国内要因が強く働いた。9月17〜18日の日銀会合で追加利上げが取りざたされ、円売りポジションの巻き戻しと円キャリートレードの決済が進んだとの観測がある。
週末にはSaudi Arabiaの東西パイプラインが攻撃を受け予防停止となり、ホルムズ海峡を迂回するルートの供給リスクが再燃。Houthi rebelsの動きも市場の不確実性を高め、来週の原油市場と金融政策の展開に影響する可能性がある。