2026年7–9月期の合成予想インフレ率指標は+1.91%と公表され、前期の+2.01%から上昇率が低下した。日銀の基調的インフレ率の捉え方の一端を構成する推計である。
昨日公表された生活意識に関するアンケートなどを基に、家計・企業・専門家の予想を統合した合成予想インフレ率指標の推計が示された。2026年7−9月期の指標は+1.91%となり、前期の+2.01%から上昇率が低下した。推計では前期に2%を超える場面があったものの、それを上回ってさらに加速する状況には至っていない。
本指標は日本銀行が説明する基調的インフレ率の一角とされ、②中長期予想物価上昇率を捉える手法に該当する。日銀が示す三つのアプローチのうち、筆者は本稿の推定を②に相当するとしている。
今回の一服状態は日銀に対し「急がない理由」を与える可能性があると筆者は述べている。日銀の今後の金融政策運用への影響については言及されているが、投資判断や株価動向の予測は本文には含まれていない。