都心6区の中古マンションの売り出し価格が4カ月連続で下落した。背景には日銀の利上げと円安の鈍化が影響し、都心3区の成約価格は上向く一方、実需では選別が進んでいる。
東京カンテイの8月データによれば、都心6区の中古マンション売り出し価格(70㎡換算)は1億8068万円で、前月比0.7%安となり4カ月連続の下落となった。23区全体も3カ月連続のマイナスで、最高値更新は止まっている。
ただし、都心3区の成約価格は前年同月比4.5%上昇しており、物件ごとの実力差が顕在化している。市場は全面安というより、物件ごとの選別局面に入っている。
価格の下げ幅は小さいが、金利上昇・円安の下で低金利と海外マネーの追い風が弱まり、パワーカップルの購買力も物件価格の上昇を支えきれなくなっている。一方、賃料は堅調で、都心部の賃料が上昇しており、利回りの改善は進む可能性がある。