今週の新興市場は下落基調で、材料出た銘柄の個別物色が中心。自動運転関連株は急騰後に値幅整理の動きが見られ、来週はKOMPEITOの上場など材料の動きに注目。
今週の新興市場は日経平均が先週末比で2.09%安、グロース市場指数やグロース250指数も下落しており、インフレを背景にした日米金利上昇や中東情勢の不安が買いを抑制した。その中で時価総額上位銘柄の動向が特に注目され、グロース市場コア指数は6週ぶりの下落となった。
時価総額上位銘柄ではティアフォーが先週比89.12%高に続き今週も43.57%高と連騰し、トヨタが自動運転車投入を報じられたことが材料視された。グロース市場の首位銘柄トライアルホールディングスは小幅高、輸入食品コスト低下への期待で買いが強まる場面もあった一方、Terra Droneは5.32%安となった。モルフォはソフトウエア更新でSDV向けのカメラ開発を発表し大きく値を伸ばした。
来週は自動運転関連株の動向が引き続き注目され、パワーエックスやQDレーザなど大商い銘柄の朝方の動きが投資家の買い・売りの強弱を左右する見込み。自動運転関連株の急騰の反動から値幅整理が予想され、ティアフォーの上場来高値後の急速な値動きにも注意が必要となる。来週はKOMPEITOのグロース市場上場が予定されており、初値形成や今後のIPO動向にも注目される。
今週末にはNANOホールディングスがmRNA医薬の研究成果を公表した件や、ストレージ王が8月の稼働数・稼働率で前年を上回った点などが注目銘柄として挙げられた。来週の上場予定としてオリバーやオーディオストックなどの銘柄の公開価格発表が控え、IPO関連の動きにも注目が集まる。