今週は米FRB・ECB・日銀が政策金利を据え置く見通しで、市場の焦点は次回以降の利上げ示唆とフランスの財政問題に移る。カナダ銀行・ニュージーランド準備銀行の会合も重なる中、各中銀の今後の示唆が波及する可能性がある。
今週は世界の金融市場が「スーパー中銀ウィーク」となり、米FRB・ECB・日銀が10月28日から30日にかけて相次いで金利を発表する。債券市場と為替市場を動かすのは“据え置き”そのものではなく、各中銀が示す次回利上げへの示唆とフランス財政・債券市場の動揺が ECB の動向を左右するかどうかだ。
FRBは現地時間10月28日に決定を公表する。9月のFF金利誘導目標レンジは3.75%~4.00%で据え置きとの見方が強く、12月に再び利上げがあるとの見方も多い。市場関係者は今週の据え置きを織り込みつつも、今後の発言次第で動く可能性があるとしている。
ECBは10月29日に決定を公表する見通しで、市場は中銀預金金利を2.50%に据え置くと予想。フランス国債利回りの上昇が話題となり、TPI発動の有無やフランスの財政リスクがECBの次の一手に影響を与える可能性が注目される。
日本銀行は10月30日に決定を公表し、同時に四半期の経済見通しを発表する。市場は据え置きを広く予想する一方、円安による物価圧力の持続性と2027年度のコアインフレ見通しの修正が焦点となる可能性がある。