NY市場でドル円が158円台を試す展開となっており、FOMC後の発言を背景に米インフレ圧力の長期化懸念とFRBの追加利上げ観測がドルを支える。一方で上値の伸びには慎重論も広がっている。
けさのNY為替市場でドル円は158円台を試す展開となっている。先週のFOMC通過後の委員発言を背景に、インフレ圧力の長期化を懸念する声が相次ぎ、FRBの追加利上げ観測がドルを下支えしている。一方、上値の押し上げは200日移動平均が158円台半ばに位置することもあり、160円の大台に向けた動きには慎重な見方が広がっている。
市場はFRBの金融政策を巡る手掛かりを探る中、バーFRB理事の講演に関心が集まっている。前日にはバーキン・リッチモンド連銀総裁がインフレ収束には時間を要する可能性に言及していた。米国がエネルギー純輸出国である中での原油高やリスクセンチメントの不透明さも短期的にはドル高要因と捉えられている。
日銀が先週末に利上げを決定した後、ドル円は日銀がレートチェックを実施したとされる水準に接近している。現在は日本の大型連休終盤で市場の流動性が薄く、日米の介入リスクが高まれば値動きが増幅しやすいとの見方もある。介入リスク自体は織り込まれつつあり、円ショートの巻き戻しも進行している。
NY市場の23時のカットオプション期日到来は157円付近と観測されており、157.00や157.50といった水準が示されている。