ドル円は160円台から159円台へ急落し、NY市場の序盤で円高が押し下げ要因となった。日銀高官の発言とG20での円相場観測が市場の警戒感を高めた。
きょうの為替市場ではドル円が一時160.40円まで上昇した後、159.45円付近まで下落し、159円台へ沈んだ。全体としてはドル高が優勢だが、日銀の動向を背景に円買いが進んだことが押し下げ要因となった。
日銀の高田審議委員の発言が伝わり、利上げ幅はあらかじめ決まっていないと説明された。これにより市場では将来の利上げペースについての警戒感が広がった。
植田総裁もG20で利上げに踏み切る可能性を示唆し、物価の上振れリスクを重視して政策判断を行う姿勢を示した。ベッセント財務長官も円相場を巡る日銀の対応の必要性を示唆した。
短期金融市場では9月の利上げを織り込む動きが強いが、日銀内の意見の差から過度な利上げ見通しには慎重さも指摘されている。テクニカル面では100日線が上値抵抗として意識され、21日線が近いうちの支持線として見られている。