米ハイテク株安と日銀タカ派会見を背景に、メキシコペソ円は8.30円付近まで急落した後、ダブルボトム形成で8.41円台へ反発した。今後は8.36〜8.48円のレンジを想定する動きが続く見込み。
先週後半から今週にかけて、米ハイテク株の調整と日銀のタカ派姿勢が重なり、メキシコペソ円は8.50円近辺を挟む展開から急落し、一時8.30円台前半まで下落した。急落後は実需の押し目買いが観測され、日足ベースでダブルボトムが形成され、8.41円台へ反発して週を終えた。
日中の値動きを見ると、26日には8.36円台、27日には8.50円近辺を試す場面があり、以降は米株の動向と日銀の会見内容に左右されつつ8.40円台を中心とした推移となった。ENの動向としてはFOMC後のドル安・リスク回避の巻き戻しが波及した局面もあった。
ファンダメンタルズでは、米中の通商懸念と中銀の利上げ観測、原油価格の安定がペソの下支え要因となっている。一方、米雇用や大手テック株の動向次第でキャリートレードの巻き戻しリスクが残るとの見方もある。
テクニカル分析では、8.30円を下値の結節点としてダブルボトムを確認。現在は8.36〜8.48円のレンジを想定する見通しが示され、上値は8.50円の心理的壁を意識しつつ、下値は8.36〜8.37円あたりで支えられる場面を想定する。