先週のポンド円は英指標好転で212円手前まで急伸したが、世界的な株安による円買いで209円台へ急反落し、210円台での神経質なもみ合いとなった。
先週から週明けの動きは荒れ模様で、前半はポンド高を背景にポンド円が212円の壁を試す場面が見られた。英失業率の改善や英9月CPIの上振れがBOEの利上げ期待を再燃させ、対ドルでポンドが強含みとなり、212円付近まで上げる場面があった。
しかし22日以降、米半導体大手ラムリサーチの決算を契機にAI関連株安が拡大し、安全資産としての円買いが急速に進み、ドル円の下落とともにポンド円も急反落。週内には209.12円まで下値を切り下げる場面があった。
週末にかけて欧州警戒感の緩和や米ハイテク株の買い戻しで円高が一服する場面もあったが、秋季予算案の発表を控えた市場心理から210円を挟んだ揉み合いに落ち着いた。
総括として、210円台半ばの戻り高値に下値の堅さが見られる一方、レンジは209.10〜210.50円のゾーンで推移しやすく、イベント次第で動意づく可能性が残っている。今週は英予算案と中銀イベントを前に様子見が続く見込みである。