決算を控える日本株は米国株の動向に影響され、好業績の主力株へ資金が集まりつつある。一方、AI関連銘柄は銘柄選別が進む見通しで、今後の市場動向を注視する局面となる。
野村證券のリサーチによると、米国10年債利回りが5%に接近・上回る局面を背景に、日米のバリューファクターのリターンが乖離している。株価モメンタムや時価総額といった主要ファクターでも日米間の動きが異なる場面が増えており、日本株は米国株のファクター動向を追随する可能性が高いと指摘される。
金利上昇を背景に、米国株で資金シフトが先行し、主力株へ安心感が広がる一方で、AI銘柄を含むテーマ株への資金流入は以前ほど強くないとの見方も示される。決算発表が本格化する10月第3週〜第4週を前に、決算発表を待つ局面での銘柄選択が重要になるとされる。
AI関連銘柄については“手のひら返し”銘柄の存在が注目され、AIの普及で収益力が拡大する可能性がある銘柄が選好される見込み。リビジョンが高く、過去のモメンタムが改善傾向にある銘柄群が、短期的にはキャッチアップの対象となる可能性があるとの分析も示される。