米国株式市場はAI・半導体株をめぐる資金需給と金利動向をめぐる局面を描き、日本市場ではAI・半導体関連株の動きが日経平均の推移を左右した。10月5日〜7日の日中動向と主要寄与銘柄の動きを整理する。
米国株式市場では10月5日にNYダウが前日比+約90ドル高で推移し、原油相場の軟化とISM非製造業景況感指数の改善が株価を下支えした。ハイテク株の買いが目立ち、ナスダックは4日ぶりに最高値を更新。翌10月6日には長期金利の低下を背景にNYSE市場全体の買いが進み、AI関連銘柄の需要増加が循環的な買い材料となった。10月7日には長期金利が再び上昇しNYダウは下落局面を迎え、資本財・素材・金融・消費関連などが下げ幅を拡大した。
日本市場では10月5日に日経平均が前週末比約2.4%高と急反発し、7万円台回復も視野に入った。AI・半導体関連株の上昇が寄与し、アドバンテストなどが連日高値を更新。10月6日には米国市場のハイテク株高を受け日経平均は続伸、アドバンテストやTDKといった銘柄の買いが活発化した。10月7日には米国株高の流れに支えられつつも、AI・半導体株の利益確定売りが出て日経平均は反落し、寄与度の偏りが顕著となった。
寄与銘柄の状況では、5銘柄の寄与上位にAI・半導体関連株が大きく寄与する日がある一方、下げ局面では東京エレクトロンやアドバンテストなどが下げに転じ、日経平均の動きを左右した。AI・半導体関連株の寄与は日ごとに変動し、10/5は総合寄与+約973円高、10/6は+約484円高、10/7は+約23円高と大きく推移の差が出た。
原油・金利動向では、10月初旬に原油相場の動向と米金利の推移が相場全体に影響を与え、米国長期金利の動向が株式市場のリスク選好に直結した。これらの要因が、日米株式市場のAI・半導体関連株の性質と動き方を形作っている。