先週のコアウィーブ・ショックを背景にAI株が急落したが、今週はメタ・プラットフォームズ決算を控え、ウォルマートの堅調な反発も波及するか見通される。米国株動向と10年債利回りの動向にも注目が集まる。
先週はコアウィーブの信用不安を背景にAI株が急落し、ナスダック総合は前週末比で大きく下落した。SOX指数は8営業日連続の下落となり、AI関連株の下げが市場全体に影響を与えた。コアウィーブの株価は1週間で約25%下落し、同社の財務リスクの指標としてCDS市場の見通しが警戒感を生んだ。
一方、資源株は相対的に堅調となり、原油価格の高止まりの影響を受けた資本市場の動揺の中でウォルマートは前週比で約6.7%上昇した。長期金利は低下しつつあり、米10年国債利回りは5%を下回る場面も見られた。これにより非AI株のダウ工業株30種平均は週間ベースで小幅に上昇した。
今週の焦点は22日発表のメタ・プラットフォームズ決算とAI関連投資の未来観測に移る。決算発表を前にAI株のリバウンド期待が高まる可能性があり、同日には半導体大手TXNやLRCXの決算発表も予定されている。市場はFOMCの金利展望と中東情勢、原油動向などのマクロ要因にも敏感に反応する見通し。
今週はAI関連銘柄の反発局面を見極めつつ、地方銀行などAIファンドへの融資リスクや信用不安の波及リスクにも注意が必要だ。ASMLやTSMCの好決算が市場全体の心理を改善する可能性もある。