東京外国為替市場で円は下落を拡大し、1ドルが155円台前半まで下落。原油高が輸入コストを押し上げ、円安圧力が継続している場面だ。
16日午前の円相場は1ドル=155円36〜38銭と、前日17時時点より48銭の円安・ドル高水準で推移。米原油先物の高騰を受け、エネルギー輸入国の日本で貿易収支の悪化が意識され、円売り・ドル買いが優勢となった。
WTI期近物は一時106.75ドルを付け、4カ月ぶりの高値水準。16日朝の時間外取引でも105ドル近辺で推移し、原油価格の上昇が輸入コストを押し上げるとの見方から円安圧力が続いた。
15日の東京市場では終盤1ドル=154円67銭近辺で取引を終え、わずか1日で約70銭の円安が進んだ。5・10日ごとおびの実需のドル買い観測が円を下押ししたとの見方もある。
市場は原油高によるエネルギー輸入のコスト増と、米長期金利上昇による日米金利差の拡大が円安要因として作用すると見ている。一方で原油高がインフレを再燃させ、FRBの利下げペースを遅らせるとの観測も混在している。