円相場は1ドル=159円台前半で小動き。米小売りの減速と原油高が交錯し、方向感を欠く展開が続いている。
17日朝の東京市場でドル円は159円21~22銭の近辺で推移し、午前8時30分時点は159円20~22銭とほぼ横ばいだった。前週末の欧米市場では米小売売上高の減少とインフレ鈍化の指標が重なり、円買い・ドル売りの動きと原油高による円売り・ドル買いの動きが交錯した。
米小売売上高は前月比で0.6%減少、ミシガン大学消費者景況感指数は市場予想を下回る51.0だった。これを受けて米早期利上げ観測は後退し、ドル円の下押し圧力が強まる場面が見られた一方、160円台に接近する局面では為替介入警戒感も高まった。
中東情勢の影響も重く、米国とイランの戦闘終結に向けた覚書の期限切れが近づく中、ホルムズ海峡の管理権を巡る不透明感が保持された。原油相場は高水準を維持しており、日本の貿易収支悪化への警戒感が円相場の重荷となっている。
ユーロは対円で184円27~28銭、対ドルで1ユーロ=1.1573~1574ドルと、円安・ユーロ高の動きを示した。市場では米国の個人消費の鈍さと原油高が円の支えを奪う場面が続く見込みで、当面は159円台を中心としたもみ合いが続くとの見方が多い。