29日のニューヨーク市場でドル円は158円台へ上昇後に反落、日銀の展望レポートと植田日銀総裁会見が焦点となる。日銀は次回会合で金利据え置きを見込む一方、物価見通しの引き上げや今後の利上げペースに注目が集まる。
前日ニューヨーク市場ではドル円がユーロドルの下落を背景に上昇した後、米長期金利の低下で再び下げ、ユーロ円は上昇した。こうした動きを受けて、東京市場のドル円は日銀の政策判断を見極めたい状況となっている。
本日の日銀金融政策決定会合では、現行の無担保コール翌日物金利の誘導目標1.25%程度の据え置きが見込まれている。注目ポイントは物価見通しと展望レポートで、来年度の見通し引き上げが課題となる見込みだ。
市場の予想では、日銀は物価安定の目標2%に到達したと判断する可能性が高く、展望レポートで2027年度を中心に物価見通しが小幅に引き上げられる公算が大きいとされる。これにより、12月の会合で利上げ観測が高まると見られている。
加えて、今後の利上げは継続され、12月に0.25%、来年3月に0.25%、6月に0.25%の追加が見込まれ、ターミナルレートは約2.00%程度が想定される。2年先1年金利は2.25%程度を織り込む可能性がある。