東京市場のドル/円は上値重く一時157円台半ばへ下落した後、158円台へ持ち直す動きを見せた。今夜は米PPIと小売売上高の公表が予定され、相場の焦点となる。
東京市場のドル/円は上値の重い展開となり、一時157.58円前後まで下落した。執筆時点ではその後158円台へ持ち直す動きが見られた。長期金利の動向を背景に、ドルの上値は抑えられる展開が続いた。
米CPIの伸びは予想以上に加速しており、今後の金利見通しに影響を与える可能性がある。市場ではFOMCの利上げ織り込みが3割程度まで後退しているものの、今夜発表される米9月PPIと小売売上高の数値が注目材料となる。ドル/円は200日移動平均線を終値で突破できず、158円台後半でのもみ合いが続く見通しとされている。
<今夜のイベント>として米9月生産者物価指数(PPI)と米9月小売売上高の発表、ほかにも米新規失業保険申請件数や製造業指標の公表が予定され、相場の手掛かりになる材料が並ぶ。G20財務相・中央銀行総裁会議やEU首脳会議といった大局イベントも夜間の材料として挙げられている。
今後の材料として、米国のPPIと小売売上高の結果次第でドル/円の動きが再度動く可能性がある。市場関係者は今夜の公表値に応じて、短期的なリスクオフ・リスク選好の動きが出るかを見定める見込みである。