日銀は10月政策決定会合で据え置きを見込む公算が高い一方、基調的な物価上昇率が2%に到達したと判断されるかどうかが焦点となる。
日銀は今週の10月金融政策決定会合で、予想どおり政策金利の据え置きを決定する公算が高いとされ、市場の織り込みでは10月利上げの可能性は低いと見られている。
今回の注目点は、展望レポートに「物価上振れリスク」と「金融政策運営の先行き」に関する記述が、9月MPMの声明文と同じであれば12月の利上げの可能性が高まるという点である。
日銀が基調的な物価上昇率が2%に到達したと判断することの意味は大きく、今後の政策運営がタカ派寄りへ傾く可能性を示唆する。
来年以降の金融政策運営は機動的な利上げの余地を残す形となり、政策金利の水準が中立金利に近づく局面を見据えつつ、データ次第で利上げペースを柔軟に判断する方向性が読み取れる。