東京都区部の9月CPIが市場予想を大きく上回り、円はドルに対して158円台前半へ上昇。市場は日銀の追加利上げ観測を背景に円買いが優勢となった。
2日の東京市場で、対ドルの円相場は前日午後5時時点と比べて約20銭円高・ドル安の水準で取引された。東京都区部のCPIが発表直後に市場予想を上回る伸びを示し、円買いが強まった。ドル円は一時157.79円まで下落した。
東京都区部CPIは生鮮食品を除く総合で前年同月比2.7%と、予想の2.3〜2.4%を大きく上回る結果となり、円高の背景となった。一方、時間外の米10年債利回りが高水準を維持したことがドルの支えとなり、円高は限定的だった。
日中はドル安・円高に振れる場面とドル安・円高の戻りが交錯し、12時時点でドル円は157.96円付近、ニューヨーク市場終値との差は13銭程度の円安水準で推移した。米雇用統計発表を控え、慎重姿勢が強まるとの見方もあった。
今後は都区部の物価動向が全国CPIの動向や日銀の追加利上げ時期を巡る思惑に影響を及ぼす可能性が指摘され、米雇用統計の結果次第で市場の金利・為替が変動することが見込まれている。