ドル円は158円を挟んで上下し、原油高を背景に警戒感が広がった。NY市場入り後にドル安円高へ傾く場面がある一方、原油の上昇で再びドル高方向へ振れる動きがみられた。
ロンドン市場ではドル円が157.80円~158.18円のレンジで推移。NY市場に入ると米債利回りの低下を受けてドル売りが強まり、東京午後の安値を割り込んで157.70円を付けた。
その後、原油の上昇が進みNY原油先物が97ドル台前半から101ドル台後半へ上昇、ブレント原油先物は110ドル台を付け、ドル高の動きが広がった。その結果ドル円は158.34円まで上昇した後、週末を前にしたポジション調整で158.00円前後へ落ち着いた。
ユーロ/ドルは東京午後からロンドンにかけて1.1210~1.1270のレンジで推移。米FRBの政策方向性への見方が変動する中、NY市場で再びもみ合いとなり、原油高で1.1240近くまで上値を切り上げたが、当日の上昇分はほぼ解消された。
その他の動きとして、ユーロ円・ポンド円はそれぞれ買いが先行した後、原油高の影響でドル高へ振れる場面もあった。引けにかけてはドル安要因とドル高要因が交錯する展開となった。
植田日銀総裁の会見は追加利上げへの前向き姿勢を示す形となり、円の買い材料となったとの観測もある。