仕入先・協力工場・決済会社への依存
FY2016に初出。11回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2024。
MRKホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。32社中10社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに2社。
- FY2024顕在化有価証券報告書
「新商品の受注が好調のなか、令和6年能登半島地震が発生し、新商品の縫製工場の一つが罹災し、生産遅延が発生したことで一時的に欠品となり、増収減益となりました。なお、提携工場をはじめ関係者の皆様のご協力により、3月下旬に欠品は解消し、お客様に安定して商品をお届けできる生産体制となりました。」
能登半島地震により新商品の縫製工場が被災し、生産遅延と一時的な欠品が実際に発生した。その後、3月下旬に欠品は解消し、安定供給体制に戻ったと説明している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「同一商品において取引先工場を複数設け、また特に高度、熟練した技術にて主力商品製造を担う取引先については、協力体制を強固にし、密な情報共有を行い、その財務状況にも注視するなど、商品供給への影響の低減に努めております。」
複数工場化、取引先との情報共有、財務状況の監視による供給依存リスクへの対応が継続している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「同一商品において取引先工場を複数設け、また特に高度、熟練した技術にて主力商品製造を担う取引先については、協力体制を強固にし、密な情報共有を行い、その財務状況にも注視するなど、商品供給への影響の低減に努めております。」
高度な技術を扱える工場が限られる供給リスクに対し、複数工場化、情報共有、取引先財務状況の監視を継続している。 - FY2020対処有価証券報告書
「当社グループにおいては、同一商品において取引先工場を複数設け、また特に高度、熟練した技術にて主力商品製造を担う取引先については、協力体制を強固にし、密な情報共有を行い、その財務状況にも注視するなど、商品供給への影響の低減に努めております。」
同一商品の複数工場化、主要取引先との協力体制・情報共有・財務状況の監視を通じて、供給依存リスクへの対応を具体化している。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におきましては、主力商品シリーズ『Curvaceous(カーヴィシャス)』の供給体制が安定したことに加え、ブライダル向けのボディメイクランジェリー『mon marier(モンマリエ)』シリーズを11年ぶりにリニューアルするなど、商品ラインナップの拡充が着実に進みました。」
前期に発生していたカーヴィシャスの生産制約について、主力商品の供給体制が安定したと記載しており、供給リスクへの対処が進んでいる。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループが取り扱う主力製商品である体型補整用婦人下着は、使用するレースや製造工程等において高度、熟練した技術が必要であり、取り扱うことができる工場が限られております。」
高度な技術を扱える工場が限られること、製造委託先や信販会社・カード会社への依存に伴う供給・購買力低下リスクが引き続き記載されている。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「平成30年10月には主力製品シリーズ『カーヴィシャス』の安定的な供給体制が整った結果、値引販売品の売上構成比の縮小などにより、売上高の増収となり、売上総利益率も改善いたしました。」
上半期に発生したカーヴィシャスの生産遅延に対し、平成30年10月に安定的な供給体制が整ったと記載されている。過去の供給制約は累計業績に影響を残しているが、当該リスクへの対処が進んだ。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「体型補整下着の主力基幹製品シリーズ『カーヴィシャス』が好調な受注に対して生産ラインの拡充が遅れ、上記のとおり売上は確保したものの、売上総利益率が大幅に低減し、プロモーション等、先行投資費用を回収するまでには至りませんでした。」
カーヴィシャスの好調な受注に生産ラインの拡充が追いつかず、納期・生産制約が売上総利益率の大幅低下と先行投資回収未達につながった。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「体型補整下着の主力製品『Curvaceous(カーヴィシャス)』が好調な予約に対して生産ラインの拡充が間に合わず、多くのお客様へのお届けが第2四半期以降となりました。」
主力製品の予約に生産ラインの拡充が追いつかず、顧客への納品が第2四半期以降に遅延したという供給制約が実際に発生している。 - FY2017悪化有価証券報告書
「当社グループが取り扱う商製品は、使用するレースや製造工程等において高度、熟練した技術が必要であり、取り扱うことができる工場が限られております。」
従来の伊藤忠商事・協力工場への依存に加え、高度な技術を扱える工場が限られるという供給制約が明示され、依存リスクの具体性が増している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは、商製品の大部分を伊藤忠商事株式会社を通して購入しておりますが、当該商製品の製造は協力工場に委託しており、これらの協力工場において予期せぬ災害、事故の発生等により供給の遅れが生じた際に、速やかに他の製造委託先を見つけることができない場合や、倒産等が発生した場合には、当社グループの営業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。」
伊藤忠商事経由の仕入れ、協力工場への製造委託、信販会社・カード会社との提携に関する供給・購買力低下リスクを挙げている。