松竹への劇場運営依存と興行中止リスク
FY2017に初出。15回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載は2026-05-28。
歌舞伎座がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。25社中12社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに8社。
- 2026-05-28再掲ガバナンス
「事業活動や経営判断については、当社独自で意思決定し、その責任のもとに事業を行っており、当社の独立性は確保されております。」
松竹株式会社との資本・取引関係を開示する一方、事業活動や経営判断における当社の独立性を明記している。 - FY2026対処有価証券報告書
「松竹株式会社 1,629,026 52.4 1,747,833 48.1」
松竹株式会社向け売上高は1,747,833千円に増加した一方、総売上高に占める割合は52.4%から48.1%へ低下した。依存度を示す割合はなお大きいが、比率は低下している。 - 2026-04-13対処決算
「松竹株式会社 1,747,833 不動産賃貸事業、食堂・飲食事業、売店事業」
松竹株式会社向け売上高は1,747,833千円で、総売上高3,632,657千円に占める割合は約48.1%となり、前期の52.4%から低下している。 - FY2025対処有価証券報告書
「松竹株式会社 1,629,026 52.4」
松竹株式会社向け売上高の総売上高に占める割合は52.4%となり、前年度の53.9%から低下した。依存度を示す割合はなお大きいが、比率は低下している。 - FY2024対処有価証券報告書
「松竹株式会社 1,646,314 53.9」
松竹株式会社向け売上高は1,646,314千円、総売上高に占める割合は53.9%となり、前年度の60.9%から低下した。劇場興行への依存を示す割合はなお大きいが、比率は低下している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「松竹株式会社 1,646,560 60.9」
松竹株式会社向け売上高は1,646,560千円、総売上高に占める割合は60.9%となり、前年度の37.9%から依存度を示す割合が上昇した。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「売店事業については、7~8月の歌舞伎公演の一部が休演となったことから、劇場関連施設での販売機会が減少し、厳しい状況が続きました。」
松竹が行う劇場興行への依存に関するリスクが、歌舞伎公演の一部休演と劇場関連施設の販売機会減少として引き続き現れている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「松竹株式会社 797,921 37.9」
松竹株式会社向け売上高は797,921千円、総売上高に占める割合は37.9%となり、前年度の25.4%から上昇した。劇場興行への依存度を示す割合が高まっている。 - FY2021-Q3公演再開後の施設利用制限継続有価証券報告書
「食堂・飲食、売店事業につきましては、休演による影響と再開した8月公演以降につきましても、観劇のお客様には場内の飲食・売店施設のご利用にあたって、一旦退出、別の入口から再入場いただく措置を実施しており、場内一部店舗は引き続き再開できない状況で推移いたしました。」
劇場興行への依存に関するリスクが、休演に加えて、公演再開後の一旦退出・再入場措置や一部店舗の未再開として継続して現れている。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「食堂・飲食、売店事業につきましては3月から7月までの休演による影響と、再開した8月公演につきましても、密集緩和の観点から、観劇のお客様には場内の飲食・売店施設の利用にあたって、一旦退出、別の入口から再入場いただく措置を実施しており、場内一部店舗は再開できない状況にあります。以上の結果、ともに大幅な減収、減益となりました。」
劇場興行への依存に関するリスクが、3月から7月までの休演、再開後の施設利用制限および一部店舗の未再開による減収・減益として実際に発生している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「このような情勢のもと、当社グループにおきましては、劇場歌舞伎座の歌舞伎公演が3月より休演となり、劇場内及び関連施設の賃料の減額及び連結子会社の食堂・飲食、売店事業の店舗休業を実施した結果、前年同四半期と比較して大幅な減収・減益となりました。」
松竹が行う劇場興行の休演が実際に発生し、賃料減額や店舗休業を通じて不動産賃貸、食堂・飲食、売店事業の業績に影響した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、劇場歌舞伎座において予定されていた3か月にわたる襲名興行が延期されるなど、当社グループの不動産賃貸や食堂・飲食、売店事業に影響が出ております。」
松竹が行う劇場興行の中止・延期が業績に影響するリスクについて、襲名興行の延期および各事業への影響として実際に発生したことを記載している。なお、松竹向け売上高の割合は前期の24.5%から25.4%へ上昇した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「松竹株式会社 944,998 24.5」
松竹株式会社向け売上高は944,998千円、総売上高に占める割合は24.5%となり、前年度の23.7%から依存度を示す割合が上昇した。 - FY2018悪化有価証券報告書
「松竹㈱ 945,933 23.7」
松竹への売上高は945,933千円、総売上高に占める割合は23.7%となり、前期の22.9%から依存度を示す割合が上昇した。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループは、劇場を松竹㈱に賃貸し、同社が演劇興行を行っておりますが、不慮の事故等により興行が中止になった場合等は、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。」
劇場を松竹に賃貸し同社が興行を行う関係への依存を記載している。松竹の当年度売上高は940,354千円、総売上高に占める割合は22.9%である。