既存パッケージソフト市場の成熟による販売停滞
FY2016に初出。27回の記載のうち11回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
ピー・シー・エーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。6社中4社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに2社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「業務アプリケーション市場の全体は、製品の普及と中小・中堅企業数の減少により、新規需要は減少し既存ユーザーの買替需要が中心となっております。」
オンプレミス市場の成熟、新規需要の減少、買替需要中心という認識を引き続き示している。パッケージ版販売終了後はクラウド・サブスクリプションへの移行を進めている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「製品 (従来型ソフトウェア) 596 3.7 48.8」
従来型ソフトウェアの通期売上高は596百万円で、前期の1,222百万円から減少した。パッケージ版の販売終了後も、既存製品売上の縮小が数値に表れている。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「製品 (従来型ソフトウェア) 299,300 3.9 △58.1」
従来型ソフトウェアの中間期売上高は299,300千円、前年同期比58.1%減となった。パッケージ版の販売終了後も、既存製品の売上停滞が数値に表れている。 - FY2024達成有価証券報告書
「そのような中で、当社はサブスクリプション型の基幹業務システムベンダーとして、開発・サポート資源をサブスクリプションサービスに注力するために、当社が提供しているパッケージ版の『PCAソフト』の販売を2024年3月末で終了し、サポートも2029年3月に終了することといたしました。」
前期に決定したパッケージ版『PCAソフト』の販売終了が2024年3月末に実施された。サポートは2029年3月まで継続予定であり、パッケージ市場への対応は販売継続からサブスクリプションへの資源集中へ移行している。 - FY2024-Q3再定義有価証券報告書
「そのような中で、当社はサブスクリプション型の基幹業務システムベンダーとして、開発・サポート資源をサブスクリプションサービスに注力するために、当社が提供しているパッケージ版の『PCAソフト』の販売を2024年3月末で終了し、サポートも2029年3月に終了することといたしました。」
パッケージ製品市場の成熟・販売停滞に対する対応が、販売継続や更新需要の取り込みから、パッケージ版の販売・サポートを終了してサブスクリプションサービスへ資源を集中する方針へ変化している。 - FY2024-Q2価格改定を背景とする製品売上増有価証券報告書
「製品 (従来型ソフトウェア) 713,500 10.1 28.1」
従来型ソフトウェアの売上高は713,500千円、前年同期比28.1%増となった。業績説明では価格改定等が要因とされており、成熟市場の構造的な回復ではなく、価格改定を含む要因による増加として記載されている。 - FY2024-Q1価格改定前の更新需要による一時的増加有価証券報告書
「このような状況下において、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、価格改定前の更新需要とクラウドサービス利用者の増加等により、売上高が3,387,324千円(前年同期比14.7%増)となり、営業利益は428,170千円(前年同期比38.5%増)、経常利益は436,536千円(前年同期比38.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は266,551千円(前年同期比86.9%増)となりました。」
成熟・停滞が課題とされてきた従来型ソフトウェアについて、価格改定前の更新需要により第1四半期の製品売上高は349,769千円、前年同期比45.1%増となった。構造的な市場回復ではなく、価格改定前の需要による一時的増加として記載されている。 - FY2023再掲有価証券報告書
「業務アプリケーション市場の全体は、製品の普及と中小・中堅企業数の減少により、新規需要は減少し既存ユーザーの買替需要が中心となっております。」
オンプレミス市場の成熟、新規需要の減少、買替需要中心という認識を引き続き示している。PCA Xシリーズ更新需要の減少により、製品売上高は1,149,014千円、前年同期比61.1%減となった。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「このような状況下において、2021年12月にサポート終了を迎えた「PCA Xシリーズ」の更新需要が減少したことにより、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は9,533,593千円(前年同期比6.0%減)となりました。」
PCA Xシリーズの更新需要減少を背景に、従来型ソフトウェア売上高は865,680千円、前年同期比64.9%減となった。オンプレミス製品の販売停滞が引き続き数値に表れている。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「製品 (従来型ソフトウェア) 557,027 9.0 △67.6」
第2四半期累計の従来型ソフトウェア売上高は557,027千円、前年同期比67.6%減となった。前年同期の更新需要の反動を含め、オンプレミス製品の販売停滞が引き続き数値に表れている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「このような状況下において、2021年12月にサポート終了を迎えた「PCA Xシリーズ」の更新需要が減少したことにより、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は2,954,464千円(前年同期比11.2%減)となり、営業利益は309,210千円(前年同期比68.3%減)、経常利益は315,493千円(前年同期比68.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は142,622千円(前年同期比76.8%減)となりました。」
PCA Xシリーズのサポート終了に伴う更新需要が減少し、従来型ソフトウェア売上高は241,087千円、前年同期比74.2%減となった。更新需要による一時的な押上げの反動が業績減少として表れている。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「このような状況下において、当第3四半期連結累計期間の売上高は2021年12月にサポート終了を迎える「PCA Xシリーズ」の更新需要に伴い製品売上高が大幅に増加しました。」
PCA Xシリーズのサポート終了に伴う更新需要による製品売上高の増加を、第3四半期累計でも引き続き記載している。オンプレミス市場の構造的な成熟とは別の一時的需要として扱われている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「このような状況下において、当第2四半期連結累計期間の売上高は2021年12月にサポート終了を迎える「PCA Xシリーズ」の更新需要に伴い製品売上高が大幅に増加しました。」
PCA Xシリーズのサポート終了に伴う更新需要と製品売上高の増加が、第1四半期に続いて第2四半期累計でも記載されている。製品売上高は前年同期比136.2%となった。 - FY2022-Q1PCA Xシリーズ更新需要の顕在化有価証券報告書
「このような状況下において、当第1四半期連結累計期間の売上高は2021年12月にサポート終了を迎える「PCA Xシリーズ」の更新需要に伴い製品売上高が大幅に増加しました。」
オンプレミス製品の売上停滞に対し、2021年12月のPCA Xシリーズのサポート終了を契機とする更新需要が発生した。ただし、成熟市場の構造的な変化ではなく、特定製品の更新需要による一時的な増加として記載されている。寡黙な数値表では従来型ソフトウェア売上高は前年同期比204.2%増となっている。なお、quantifiedはtrue、materializedはfalseとした。 - FY2021悪化有価証券報告書
「業務アプリケーション市場の全体は、製品の普及と中小・中堅企業数の減少により、新規需要は減少し既存ユーザーの買替需要が中心となっております。したがって、製品の機能改善の提供のみではなく新たな観点での製品・サービスを他社に先駆けて提供することが重要となります。」
オンプレミス市場について、新規需要の減少、買替需要中心、新製品投入効果の希薄化を優先課題として改めて明示しており、市場停滞の認識が強まっている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「製品 (従来型ソフトウェア) 1,176,499 12.5 △52.9」
第3四半期累計の従来型ソフトウェア売上高は前年同期比52.9%減となっており、製品市場の成熟・販売停滞が引き続き数値に表れている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「製品(従来型ソフトウェア) 727,386 12.2 △60.5」
第2四半期累計の従来型ソフトウェア売上高が前年同期比60.5%減となっており、オンプレミス製品市場の成熟・販売停滞が数値面でも表れている。 - FY2020-Q2制度改正による一時的需要増有価証券報告書
「当社では、2019年10月より消費税等の改正が予定通り施行されたことにより、2019年9月末までのソフトウェアの更新需要が大幅に増加いたしました。」
成熟したオンプレミス市場について、消費税等の改正に伴う2019年9月末までのソフトウェア更新需要の大幅な増加を記載している。構造的な市場成熟の解消ではなく、制度改正に伴う需要増として位置付けられる。 - FY2019悪化有価証券報告書
「業務アプリケーション市場の全体は、製品の普及と中小・中堅企業数の減少により、新規需要は減少し既存ユーザーの買替需要が中心となっております。オンプレミスの製品はまさに成熟期にあります。」
オンプレミス製品について、市場が成熟期にあり、新規需要が減少して買替需要中心となっていることを明示している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループの対処すべき課題として、まず第一に、既存パッケージソフト市場における製品売上進捗の停滞感への対応が挙げられます。」
既存パッケージソフト市場の充足感を背景とする製品売上の停滞を、引き続き第一の課題として記載している。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「一方、オンプレミス(=従来型ソフトウェア)についても、前期第4四半期に6年ぶりの新製品「DXシリーズ」が投入されたことで、新規製品売上、バージョンアップ売上が前年同期比で伸長しております。」
DXシリーズ投入後、新規製品売上およびバージョンアップ売上の前年同期比伸長が続き、オンプレミス製品売上の停滞に対する改善を再確認している。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「一方、オンプレミス(=従来型ソフトウェア)についても、前期第4四半期に6年ぶりの新製品「DXシリーズ」が投入されたことで、新規製品売上、バージョンアップ売上が前年比で伸長しております。」
DXシリーズ投入を契機に、新規製品売上とバージョンアップ売上が前年比で伸長したと記載しており、オンプレミス製品売上の停滞に対する改善を示している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループの対処すべき課題として、既存の業務パッケージソフトウェア市場における、オンプレミス(=従来型)製品群に対する充足感の浸透により、新規製品を中心に売上進捗の勢いに停滞感が見られることへの対応が挙げられます。」
オンプレミス製品の市場充足感と新規製品売上の停滞を、引き続き主要課題として記載している。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「また、主要業務ソフトベンダーからのクラウドサービスの投入が増えており、オンプレミス(=従来型ソフトウェア)用パッケージ製品からクラウドサービスへのシフトが加速しているものと認識しております。」
パソコン出荷には復調の兆しが見られる一方、主要業務ソフトベンダーのクラウド投入増加により、オンプレミス型パッケージ製品からのシフトが加速していると認識している。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「その反面、オンプレミス(=従来型ソフトウェア)の新規製品やバージョンアップについては、クラウド化への流れの影響により売上を落としております。」
クラウド化の進展に伴い、オンプレミス製品の新規販売・バージョンアップ売上の低下を明示している。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループでは、製品売上において、デスクトップパソコン出荷の前年割れに比例した出荷の停滞状況が続いているものの、一方ではクラウドサービスへのシフトが着実に進んでおり、」
デスクトップパソコン出荷の前年割れに伴う製品出荷の停滞が続いていると説明している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの対処すべき課題として、まず第一に、既存パッケージソフト市場における製品売上進捗の停滞感への対応が挙げられます。これは、パソコン1台での利用を前提としたスタンドアロン製品を中心として、市場での充足感が高まってきたことから新規製品販売の勢いが落ちてきたものであります。」
市場の充足感が高まり、スタンドアロン製品の新規販売の勢いが落ちていると説明している。