コンテナ船の混雑・スペース不足解消に伴う運賃下落
FY2023-Q2に初出。10回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023。直近の記載はFY2026。
トレーディアがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに1社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「国際物流網を担うコンテナ船による海上輸送においては、運賃市況が前年比で下落傾向にあるなかで、取扱量の増加に注力いたしました。」
運賃市況の下落が継続し、国際部門では取扱量の増加に努めたものの、営業収入は前年同期比1.6%減、セグメント利益は46.7%減となった。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「国際物流網を担うコンテナ船による海上輸送においては、取扱量は前年を上回りましたが、運賃市況が下落傾向にあり、営業収入は前年同期並となりました。」
運賃市況の下落が実際に継続し、国際部門では取扱量が増加しても営業収入が前年同期並みにとどまる要因となった。 - FY2025輸出運賃回復・輸入運賃競争継続有価証券報告書
「輸入関連では、保管料収入は増加しましたが、国内消費低迷により海上運賃は業者間の価格競争にさらされるなど、厳しい状況で推移しました。一方、輸出関連では、日本発の海上運賃の回復と相まって、荷動きが堅調に推移したため、業績を牽引する形となりました。」
運賃下落・競争の影響は輸入関連で継続する一方、日本発の輸出海上運賃には回復が見られ、輸出入で方向が分かれた。 - FY2025-H1輸出運賃回復と輸入運賃下落の併存有価証券報告書
「一方で、輸出関連では、取扱量増加に伴う収益性の改善と、日本発の海上運賃が回復基調になるなど、明るい兆しが見られました。」
日本発の海上運賃には回復基調が見られた一方、国際部門の輸入では業者間競争による運賃下落が記載され、運賃動向は輸出入で分かれている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「また、国際物流を担うコンテナ船による海上輸送においても、需給の緩みから、運賃が大きく下落し、下げ止まりには至っておりません。」
コンテナ船の需給緩和に伴う運賃下落が大幅化し、下げ止まらない状態として継続している。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「また、国際物流を担うコンテナ船による海上輸送においては、昨年の秋口以降の需給の緩みから、運賃が大きく下落しております。」
コンテナ船の需給緩和に伴う運賃下落が継続し、国際部門の大幅減収要因として実際に現れている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「昨年の秋口以降の需給の緩みから、運賃の下落が続いており、」
コンテナ船の需給緩和に伴う運賃下落が、当四半期にも継続する実際の事業環境として記載されている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「輸出・輸入ともに、運賃は下期にかけて下落基調で推移しました。」
コンテナ船の混雑・スペース不足解消に伴う運賃下落リスクが、下期の実際の事業環境として現れたと記載している。 - FY2023-Q3再定義有価証券報告書
「依然として続く円安基調、原油や輸入原材料の調達コスト高止まり、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中国のコロナ政策変更による混乱、コンテナ船の需要鈍化による運賃下落等、先行き不透明な状況が継続するものと予想されます。」
従来の「混雑・スペース不足の解消に伴う運賃下落」から、コンテナ船の需要鈍化による運賃下落へ、運賃下落リスクの要因が変化している。 - FY2023-Q2初出有価証券報告書
「コンテナ船の混雑解消・スペース不足解消にともなう運賃下落等、不安材料を抱えており、見通しの難しい状況が継続するものと予想されます。」
コンテナ船の混雑・スペース不足が解消することに伴う運賃下落を、国際物流の見通しを難しくする新たな不安材料として明示している。