インターネット広告市場の変動リスク
FY2022に初出。13回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023-Q1。直近の記載はFY2026-H1。
アイビスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。25社中8社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに5社。
- FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「無料ユーザー層の利用は引き続き堅調で、DAU(日次アクティブ・ユーザー)は高い水準を維持いたしました。しかし、広告市況の変動や配信アルゴリズムの調整によりeCPM(広告単価)が下振れし、売上高は616,581千円(前年同期比13.1%減)となりました。」
広告市況の変動及び配信アルゴリズムの調整によりeCPMが下振れし、アプリ広告売上が前年同期比13.1%減となった。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「広告市況については軟調な動きが見られ、加えて広告配信アルゴリズムの変化による影響も重なり、「eCPM(広告単価)」は下振れし、売上高は1,349,597千円となりました。」
広告市況の軟調化に加えて広告配信アルゴリズムの変化が実際に発生し、アプリ広告売上は1,349,597千円となった。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「当事業において主な収入源となっているアプリ広告につきましては、為替円高の影響を受けつつも、DAU(日次アクティブユーザー)は引き続き高い水準を維持いたしました。広告市況については一部に軟調な動きも見られましたが、安定したユーザー基盤に支えられ、eCPM(広告単価)は一定の水準を保ち、売上高は709,263千円となりました。」
円高の影響及び広告市況の一部軟調な動きが記載された一方、安定したユーザー基盤によりeCPMは一定水準を維持したと説明している。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「より収益性の高いサブスクリプションへのシフトを志向したこと、アプリ広告事業の一部施策において実装段階で予期せぬ不具合が生じたことなどから、売上高は1,659,678千円(前年同期比10.1%減)となりました。」
アプリ広告売上の減少が実際に発生した。サブスクリプションへのシフトに加え、実装段階の予期せぬ不具合が要因として記載されている。 - FY2024-H1対処有価証券報告書
「当事業において主な収入源となっているアプリ広告につきましては、DAU(日次アクティブユーザ)は引き続き高い水準を維持し、また、広告市況は概ね良好でeCPM(広告単価)も比較的高い水準で推移し、更には為替円安も後押しした結果、売上高は923,027千円(前年同期比25.4%増)と増加いたしました。」
広告市況が概ね良好でeCPMも比較的高い水準となり、広告単価の軟調リスクは当中間期には緩和されたと記載している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「また、広告市況は概ね良好で、広告単価は高い水準で推移しました。」
前期に軟調と記載された広告単価について、当第1四半期は高い水準で推移したと記載している。 - FY2023対処有価証券報告書
「広告単価は、期初は軟調に推移したものの、期中から期末にかけて大きく復調いたしました。」
広告単価の軟調推移は期初に発生したが、期中から期末にかけて復調したと記載している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当セグメントにおいて主な収入源となっているアプリ広告は、広告単価が軟調に推移したものの」
アプリ広告単価の軟調な推移を引き続き記載している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当セグメントにおいて主な収入源となっているアプリ広告は、広告単価が軟調に推移したものの」
広告単価の軟調な推移が引き続き記載されているが、前四半期からリスクの内容に重要な変更はない。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「アプリ広告は、広告単価が軟調に推移したものの」
広告単価の軟調推移が当四半期に実際に発生した外部環境として記載された。広告単価の具体的な下落率は記載されていない。 - FY2022初出有価証券報告書
「広告市場は市場変化や景気動向の変動による影響を受けやすく、今後、急激な景気の変化等が生じた場合、広告及びインターネット広告の需要に影響する可能性があります。」
広告単価や広告掲載案件の減少が業績に影響する可能性を認識し、サブスクリプション誘導を対応策としている。