パルプ・チップ・古紙等の商品価格変動
FY2016に初出。19回の記載のうち14回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2026。
KPPグループホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2017年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。6社中5社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに2社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「古紙の販売価格は、世界の主要な古紙消費国の輸入により、大きく価格が変動する為、短期間で大幅に価格が下落した場合、完全にはリスクを回避できない可能性があります。」
古紙・パルプ等の商品市況変動リスクを引き続き開示し、古紙の販路拡大、仕入先確保、パルプの販売価格決定や在庫低減を対応策としている。 - 2026-05-14顕在化決算
「ペーパー事業においてはグラフィック用紙の需要減少および仕入れ価格の上昇を各セグメント地域で見込んでおりますが」
グラフィック用紙の需要減少と仕入れ価格上昇が、翌期業績予想の前提として明示されている。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「製紙原料分野では、古紙の販売数量、売上高は前年を上回りましたが、仕入価格の高止まりで利益は前年を下回りました。市販パルプは、市況下落の影響により売上高・利益ともに前年を下回りました。」
商品価格変動リスクが、古紙の仕入価格高止まりによる利益減少と、市販パルプの市況下落による売上高・利益減少として当中間期の業績に現れている。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「市販パルプは、市況の大幅下落と為替の影響により損失計上となりました。」
商品市況・為替の変動が、市販パルプの損失計上として当年度業績に現れた。一方、古紙は市況価格の安定により増収増益となった。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「製紙原料分野では、国内において紙・板紙の需要減少に伴い、古紙の発生数量が減少し、販売数量は落ち込みましたが、発生減から市況価格は安定し、売上高・利益ともに前年を上回りました。市販パルプは前年に比べ市況が改善し増益となりました。」
紙・板紙需要や古紙発生量の変化に伴う市況価格の変動が、古紙の販売数量と売上高・利益、市販パルプの増益に実際に現れている。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「古紙は紙・板紙の需要減少に伴い、古紙の発生量の落ち込みに加え、価格も低迷。」「市販パルプも円安による輸入パルプのコスト上昇により減益となりました。」
古紙価格の低迷とパルプの輸入コスト上昇が、販売数量・売上高・利益の減少として引き続き業績に現れている。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「製紙原料分野では、国内における紙・板紙の需要減少に伴い、古紙の発生量が減少した結果、販売数量が前年を下回り、また、市場価格の下落により売上高も前年を下回りました。市販パルプは、市況下落により減益となりました。」
古紙・市販パルプの市況価格下落が、古紙売上高の前年割れと市販パルプの減益として引き続き業績に現れている。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「製紙原料分野は、古紙は、紙・板紙の国内需要低迷により発生量の減少が継続したことから、販売数量は前年を下回り、市況価格の下落により売上高は前年を下回りました。市販パルプは、市況下落により減益となりました。」
古紙・市販パルプの市況価格下落が、古紙売上高の前年割れと市販パルプの減益として実際の業績に現れている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「製紙原料分野は、全国的に古紙の発生量は減少したものの、自家回収に注力した結果、販売数量は横ばいを保った一方で、市況価格の下落により売上高は前年を下回りました。」
商品価格変動リスクが、古紙の市況価格下落による売上高の前年割れとして当四半期の業績に現れている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「製紙原料分野では、家庭系古紙の発生量減少による需給のタイト感から価格の上昇によって、古紙は販売数量・売上高ともに前年を大幅に上回りました。パルプについても、国内家庭紙メーカー向けの需要は減少しましたが、中国向け輸出の増加や販売単価の上昇によって販売数量・売上高ともに前年を大きく上回りました。」
家庭系古紙の発生量減少による価格上昇や、パルプ販売単価の上昇が、古紙・パルプの売上高増加として実際の業績に現れている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「パルプにつきましては、世界的な市況商品であるため販売価格及び仕入価格が市況に応じて変動いたします。2021年度も前半の市況安定から夏以降は下落傾向となり、年末から現在に至るまでは価格が大幅に上昇するなど、価格変動のリスクが内包されております。」
パルプ価格が年度内に安定、下落、大幅上昇と変動し、商品価格変動リスクが継続して実際の事業環境に現れている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「パルプにつきましても、世界的なパルプ価格の高騰により、売上高が大幅に伸長しております。」
世界的なパルプ価格の高騰という商品価格変動が実際に発生し、パルプ売上高の大幅な伸長として業績に現れている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「特に、中国において環境問題により始まった古紙輸入規制が輸出価格の大幅な変動を招き、当連結会計年度の業績にも大きく影響しております。」
中国の古紙輸入規制による価格変動が当年度業績へ大きく影響したと記載され、商品市況変動リスクが継続して実績に現れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「パルプでは、国内販売の家庭紙向けが好調に推移しましたが、高止まりしていた単価の大幅下落により売上高は前年割れとなりました。」
パルプの販売単価下落が売上高の前年割れとして引き続き実際の業績に現れている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「パルプでは、高止まりしていた販売単価が下落したことによって、売上高は減少となりました。」
商品価格変動リスクが、パルプ販売単価の下落と売上高減少として実際の業績に現れている。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループの主要な商品である紙、板紙等の製品の仕入価格は、原材料であるパルプ、チップ、古紙等の世界的な需要及び原油等の燃料価格の動向の影響を受けることから、それらの価格が大きく上昇した場合には、製品の仕入価格に影響を与えます。」
商品市況・原材料価格の変動リスクと、販売先との価格交渉による対応方針を継続開示している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループの主要な商品である紙、板紙等の製品の仕入価格は、原材料であるパルプ、チップ、古紙等の世界的な需要及び原油等の燃料価格の動向の影響を受けることから、それらの価格が大きく上昇した場合には、製品の仕入価格に影響を与えます。」
商品価格変動リスクを継続して開示し、原材料に加えて原油等の燃料価格と販売価格への転嫁状況にも言及している。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「東南アジアでは、多くの品種で供給過多に伴う価格下落に見舞われ、売上は伸び悩みました。」
東南アジアで供給過多による価格下落が発生し、商品価格変動が売上に影響したことが具体的に記載された。 - FY2016初出有価証券報告書
「紙、板紙等の原材料であるパルプ、チップ、古紙の価格は世界的な需要動向の影響を受けることから、大きく上下に変動する傾向があり、当社グループの原材料及び製品の仕入価格に影響を与えます。」
販売先との価格交渉を継続し、適正な利潤の確保を図る対応を記載している。