2025年に向けた医療・介護提供体制の変化
FY2018-Q3に初出。26回の記載のうち14回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。10社中1社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに6社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「高齢化の進展や医療技術の高度化を背景に、中長期的な医療需要は底堅く推移しております。」
高齢化・医療技術の高度化を背景とする中長期的な医療需要の底堅さが再確認された。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「当社グループが属する医療業界におきましては、高齢化や医療技術の進展に伴い、ヘルスケア産業の市場規模の更なる拡大が期待されております。特に、情報通信技術を活用した遠隔医療や、最新のデジタル技術によるデジタルヘルス関連サービスが注目されており、各企業は、医療機関や患者のニーズに応じた新たなソリューションの提供を求められております。」
高齢化・医療技術の進展によるヘルスケア市場の拡大期待と、遠隔医療・デジタルヘルスを含む新たな医療提供の方向性が再確認された。 - FY2024前進有価証券報告書
「また、2025年は「地域医療構想」の最終年度であり、特に、地域医療構想を支える医療従事者に関する課題解決に向けては、データヘルス、遠隔医療、AI、ロボット・ICTの活用など、医療分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されていくとともに、医療従事者のタスク・シフト、タスク・シェア、時間外労働の上限規制や健康確保措置等の取り組みが実行されていくこととなります。」
地域医療構想が2025年に最終年度を迎えることを示し、データヘルス、遠隔医療、AI、ロボット・ICT、タスク・シフト等の具体的な医療提供体制の変化を記載している。 - FY2024-Q3前進有価証券報告書
「今回の改定では、物価高騰・賃金上昇といった経済社会情勢を踏まえた医療・介護人材の確保や医療現場における業務効率化の必要性等が示されております。その他、医療DXの推進による医療情報の有効活用、イノベーション推進による医療機器等の開発力強化、安定的な生産供給体制構築を通じた安心・安全で質の高い医療提供体制の構築等が求められております。」
2024年度診療報酬改定の決定に伴い、人材確保、業務効率化、医療DX、医療機器開発力、安定的な生産供給体制という医療提供体制の具体的方向性が示された。 - FY2024-Q2前進有価証券報告書
「その他、医療現場等における業務効率化の促進や医療情報の活用等を含む医療DXの推進、イノベーションの推進による医療機器等の開発力強化、安定的な生産供給体制の構築への取り組み等を通じて、安心・安全で質の高い医療提供体制を構築することが求められております。」
2024年度診療報酬改定の基本方針において、医療DX、医療機器の開発力強化、安定的な生産供給体制など、医療提供体制の具体的な方向性が示された。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループが属する医療業界におきましては、3年におよぶコロナ禍において、診療報酬の特例的な上乗せ、病床確保料の支給、感染防止対策等の費用補助、ワクチン接種・検査費用の公費負担など、医療提供体制維持のために継続的な支援が行われてきた中、診療や検査の増加等もあり、医療機関の医業収益は改善の傾向が見受けられます。一方、「物価やエネルギー費などの急騰」や「賃金増の原資確保」により医業費用が増加傾向にある中、2024年度の次期診療報酬改定の基本方針策定に関する議論が始まっております。医療機関の経営状況は依然として厳しい状況が続いていることから、安定的な医療提供体制の確保への対応が求められています。」
診療・検査の増加により医療機関の医業収益には改善傾向がみられる一方、物価・エネルギー費や賃金上昇による医業費用増加のため、安定的な医療提供体制の確保が引き続き求められている。 - FY2023前進有価証券報告書
「地域医療体制の改革が進む中、各医療機関の機能変化や集約化が進みつつあります。」
地域医療体制の改革に伴う医療機関の機能変化・集約化が、現在進行する構造変化として示された。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループが属する医療業界におきましては、2022年4月に診療報酬改定が実施され、社会保障の枠組みとしての医療提供体制の整備が継続的に図られています。」
診療報酬改定を背景に、医療提供体制の整備が継続して進められているという業界構造が再確認された。 - FY2023-Q1感染再拡大による医療供給体制のひっ迫有価証券報告書
「そのような中各医療機関では、新型コロナウイルス感染症の影響に対して一旦復調傾向がみられたものの、罹患者の再拡大により医療供給体制がひっ迫し、手術数や外来・入院患者数を抑制せざるを得ない施設もみられるなど、長引く感染の状況に医療機関は難しい対応を継続しております。」
一度は復調傾向がみられた医療需要が感染再拡大で一部停滞し、医療供給体制のひっ迫、手術・外来・入院患者数の抑制が示された。 - FY2022-Q3診療再開と医療提供機能の維持有価証券報告書
「また、医療機関における検査や手術等の診療につきましては、入院時検査等の感染対策を強化する中で着実に再開・実施される傾向もみられ、感染拡大による混乱の中でも医療関係者の皆さまの努力により、地域の医療提供活動は堅実に機能していたものと推察しております。」
第6波による感染拡大が続く一方、入院時検査等の感染対策を講じながら検査・手術等の診療が再開され、地域の医療提供活動が機能しているとの認識が示された。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「令和3年度政府補正予算案において、感染拡大防止継続支援補助金が確保されましたが、医療機関等では、それぞれの機能・規模に応じた地域の役割分担を模索し、必要な医療提供を継続することが引き続き求められています。」
感染症対応の補助金確保と、医療機関の機能・規模に応じた地域内の役割分担および必要な医療提供の継続が、医療提供体制の変化として再確認された。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「医療業界におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響で減少していた手術数や外来・入院患者数に回復傾向がみられるものの、医療機関の経営は厳しい状況が続いております。2021年度政府予算において医療費は1.5%減となったものの、新型コロナウイルス感染症に対応した医療・福祉提供体制の確保、病床数や症状の程度に応じた医療機関同士の役割分担、病床機能の再編といった地域医療構想の実現に向けた取り組みが急務となっております。」
手術・患者数に回復傾向がみられる一方、医療機関経営の厳しさと、感染症対応、病床の役割分担・機能再編を含む地域医療構想への対応の緊急性が再確認された。 - FY2021前進有価証券報告書
「医療業界におきましては、令和3年度厚生労働省予算において、ウィズコロナ時代に対応した社会保障の構築が重点事項として打ち出されました。また、質が高く効率的な医療提供体制の構築に向け、各都道府県において、地域医療構想の実現に向けた病床の機能分化・連携の推進や在宅医療等の充実、医師確保計画に基づく医師偏在対策等、各種事業を一体的に進めていくために必要な施策を講じるとされております。」
ウィズコロナ時代の社会保障構築、病床機能の分化・連携、在宅医療の充実、医師偏在対策が令和3年度の具体的な政策として示された。 - FY2021-Q3前進有価証券報告書
「医療業界におきましては、新型コロナウイルス感染拡大により減少した手術数や外来・入院患者数は若干の回復傾向にあるものの、医療機関の経営は非常に厳しい状況が続いております。このような中、2021年度政府予算案においては、同感染症に対応した医療・福祉提供体制の確保、医療機関同士の役割分担や病床機能の再編といった地域医療構想実現への後押しが図られる等、コロナ禍における社会保障構築のための諸施策が打ち出されております。」
患者数等に若干の回復傾向が示される一方、2021年度政府予算案で感染症対応の医療・福祉提供体制、医療機関間の役割分担、病床機能再編が具体的な施策として示された。 - FY2021-Q2医療提供体制再構築の緊急性を明示有価証券報告書
「懸念された医療崩壊は免れているものの、多くの医療機関が新型コロナウイルス感染対応への拡充を余儀なくされているほか、病床の確保と症状の程度に応じた医療機関間の役割分担等、各都道府県における医療提供体制の再構築や地域医療構想の実現に向けた動きが急務となっております。」
地域医療構想や医療提供体制の変化について、病床確保、医療機関間の役割分担、都道府県単位での体制再構築が具体的に挙げられ、対応の緊急性が明示された。 - FY2021-Q1前進有価証券報告書
「医療業界におきましては、本年7月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2020(骨太の方針)において、医療提供体制の強化等が盛り込まれ、医療機関間での医療従事者の協力だけでなく、都道府県を越えた病床の利用、医療従事者の配置等を調整する仕組み等が提示されております。」
2020年7月の骨太の方針で、医療機関間の協力に加え、都道府県を越えた病床利用や医療従事者配置の調整という具体的な医療提供体制の仕組みが提示された。 - FY2020再掲有価証券報告書
「本年4月に実施された診療報酬改定においては、医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進を重点課題とするほか、医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進等が提示されております。」
医療機能の分化・連携、地域包括ケア、医療従事者の働き方改革など、医療提供体制の変化が継続して示されている。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「医療業界におきましては、健康寿命の延伸に向け、医療・介護関連の各種施策が推進される中、2020年度政府予算案が決定し、地域包括ケアシステムの構築等、地域医療構想実現に向けた施策のほか、医師偏在対策や災害医療体制の推進等の施策に重点的に予算配分がなされております。」
地域包括ケア、地域医療構想、医師偏在対策、災害医療体制など、2020年度の医療政策の重点が再確認された。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「医療業界におきましては、2020年度診療報酬改定に向け、健康寿命の延伸や医師等の働き方改革の推進等の視点を含む基本方針案の検討・協議が行われ、各方面で準備が進められております。また、厚生労働省の2020年度予算概算要求について、地域包括ケアシステムの構築等を柱とする要求方針が検討されるなど、地域医療構想実現に向けた施策が進む中、各医療機関においても様々な対応が求められる状況となっております。」
2020年度診療報酬改定、地域包括ケアシステム、地域医療構想に向けた政策準備と医療機関への対応要請が再確認された。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「また、医療費の伸びの適正化など、社会保障制度の基盤強化のため、ICTやAIなどの活用や提供体制の効率化による医療・介護制度改革の方向性が打ち出されております。」
医療・介護提供体制の効率化、ICT・AI活用、制度改革の方向性が、既存の医療提供体制の変化として再確認されている。 - FY2019前進有価証券報告書
「また、2019年4月に施行された改正医療法・医師法において、医師確保計画の策定、医師の働き方改革等への施策が打ち出されるなど、地域医療構想の実現に向けた取り組みが進められております。」
改正医療法・医師法が2019年4月に施行され、医師確保計画や医師の働き方改革が具体的な政策として示された。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「医療業界におきましては、質が高く効率的な医療・介護の提供に向けた施策が推進される中、2019年度政府予算案が決定し、「地域医療確保対策の推進」、「医療分野におけるICTの利活用の促進」、「医療従事者の働き方改革の推進」等に新規予算が計上されることとなりました。」
質が高く効率的な医療・介護提供に向け、地域医療、医療ICT、医療従事者の働き方改革を含む政策動向が再確認されている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「医療業界におきましては、効率的な医療・介護提供体制の構築が求められる中、地域医療構想の実現や地域包括ケアシステムの構築等に向けた各種取り組みが進められており、各医療機関の経営への影響も広がっております。」
効率的な医療・介護提供体制、地域医療構想、地域包括ケアシステムに向けた取り組みと医療機関経営への影響が再確認されている。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「医療・介護分野については、要求の柱の一つである「質が高く効率的な保健・医療・介護の提供」を実現するため、地域医療構想達成に向けた医療提供体制の整備、予防・健康づくり、データヘルス改革等に重点的に予算配分を行うことが検討されております。」
効率的な医療・介護提供体制、地域医療構想、予防・健康づくりなどの政策動向が、平成31年度予算概算要求の具体的な重点項目とともに再確認されている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けた今後の医療のあり方を示すため、「地域包括ケアシステムの構築」、「質の高い医療の実現・充実」、「医療従事者の働き方改革」、「制度の安定性・持続可能性の向上」の4つを柱に据え」
2025年に向けた医療・介護提供体制の変化が、地域包括ケア等の具体的な政策の柱とともに再掲されている。 - FY2018-Q3初出有価証券報告書
「医療業界におきましては、団塊の世代が後期高齢者となる平成37(2025)年に向け、効率的な医療・介護提供体制の構築が求められる中、地域医療構想の実現や地域包括ケアシステムの構築等の観点から、病床機能の分化・連携、在宅医療・介護の連携強化といった課題に対し、分野横断的な対応が進められております。」
2025年を軸とした医療・介護提供体制の変化と、地域医療・在宅医療への対応が業界の構造的事実として記載されている。