従業員高齢化と技能伝承
FY2016に初出。7回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載はFY2026。
NANKAIがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。58社中15社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに21社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「鉄道、バス等の運輸業におきましては、労働集約型の産業構造であるため、事業運営上必要な人財の安定的な確保が求められます。」
人材確保リスクを継続して開示し、バス乗務員不足や将来的な人財不足を踏まえた人財確保の必要性を強調している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「また、将来にわたって事業を担う人財の確保が困難となることは確実視されています。」
泉北高速鉄道との合併目的の説明において、将来の事業を担う人財の確保困難が確実視されるとの記載があり、従来の人材確保・育成課題がより強い表現で示された。 - FY2024悪化有価証券報告書
「また、いわゆる「2024年問題」に対応するため、各バス会社において、人財採用施策の強化をはかるとともに、働きやすい環境整備に向けた取組みに注力いたしました。」
バス事業の人材確保課題について、2024年問題への対応として採用強化と職場環境整備が必要な状況を記載した。 - FY2022再掲有価証券報告書
「また、「選ばれる沿線づくり」や「不動産事業の深化・拡大」といった事業戦略を推進していくために多様で専門的な人材の確保・育成に努める必要もあります。」
運輸業に必要な人材の確保と、多様・専門的な人材の確保育成を経営上の課題として継続している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「また、従業員の働き方改革を積極的に推進し、付加価値を創造できる多様な人材の確保・育成と組織づくりに取り組むほか、コーポレート・ガバナンスの機能強化が重要な経営課題であるとの認識の下、取締役会の監督機能の強化、並びに業務執行の機動性及び経営の客観性・透明性の向上に取り組んでまいります。」
人材確保・育成の課題に加え、慢性的なバス乗務員の要員不足を具体的な課題として明示した。 - FY2018悪化有価証券報告書
「鉄道、バス等の運輸業におきましては、労働集約型の産業構造であるため、事業運営上必要な人材の安定的な確保が求められます。また、「選ばれる沿線づくり」や「不動産事業の深化・拡大」といった事業戦略を推進していくために多様で専門的な人材の確保・育成に努める必要もあります。」
従来の従業員高齢化・技能伝承に加え、運輸業の人材確保と多様・専門的な人材の確保育成をリスク・課題として明示した。 - FY2016初出有価証券報告書
「人材育成、従業員の高齢化及びそれに伴う若年者層への置換えや技能の伝承等が継続課題であり、対応が遅れれば、今後の事業、収支構造に影響を与えることが予想されます。」
人材育成、世代交代、技能伝承を継続課題として記載。