リプランニング物件の在庫評価・販売遅延・金融市場混乱リスク
FY2016に初出。33回の記載のうち15回が「再掲」。直近の記載は2026-08-06。
サンフロンティア不動産がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。22社中8社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに12社。
- 2026-08-06悪化決算説明資料
「物件の仕入れ及び工事の進捗により、棚卸資産・有利子負債が増加」
棚卸資産は2026年3月末の1,785億40百万円から2026年6月末の2,011億77百万円へ増加し、在庫エクスポージャーがさらに拡大した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「リプランニング事業は、物件販売数が24件(うち、新築ビル3件、小口所有商品3件、NY物件2件)となり、前年同期比で物件販売数は減少(対前期比△14件)しましたが、規模の大きい物件や高収益の新築ビル等の販売があったこともあり、売上高、利益ともに増加しました。」
販売件数は前期比14件減の24件となった一方、仕掛販売用不動産は1,603億92百万円へ増加し、棚卸資産の評価損87百万円も計上した。大型・高収益物件による増益と在庫エクスポージャーの増加が併存している。 - 2026-05-11悪化決算
「総資産の増加の主な要因は、現金及び預金の減少5,645百万円、長期貸付金の減少792百万円等があったものの、仕掛販売用不動産の増加43,975百万円、建物(純額)の増加2,230百万円等があったことによるものであります。」
仕掛販売用不動産が前期末比439億75百万円増加し、在庫エクスポージャーが拡大した。 - FY2026-H1販売減少と在庫増加が併存有価証券報告書
「当期においては、物件販売数が13件(うち、小口所有商品2件、新築ビル等2件)となり、前年同期比で物件販売数は減少(対前年同期比△1件)しましたが、規模の大きい物件や高収益の新築ビル等の販売があったこともあり、売上高、利益ともに増加しました。今期計画している物件販売の契約済み案件も着実に積み上がっており、通期予想に対して順調に進捗しております。」
物件販売数は前年同期比1件減の13件だったが、大型・高収益物件の売却により増収増益となった。契約済み案件を含む販売進捗は順調とされる一方、仕掛販売用不動産は1,354億87百万円へ増加した。 - FY2025対処有価証券報告書
「当期の物件販売については、計画通りに進捗し、通期予想を達成いたしました。」
物件販売は計画通り進捗し通期予想を達成した。物件販売件数も38件へ増加した一方、仕掛販売用不動産は増加しており、在庫面のエクスポージャーは残っている。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「当期においては、物件販売件数が前年同期と同様に14件(うち、小口商品1件)となったものの、物件規模が前年同期比で小さかったため、売上高、利益ともに減少しました。今期の物件販売は下半期に集中しており、現時点で契約済みで今期中に決済を予定している物件販売を含めると、通期予想に対する進捗率は50%を超え順調に推移しております。」
販売件数は前年同期と同じ14件で物件規模の小型化により減収減益となったが、契約済みで今期中に決済予定の物件を含めた通期予想への進捗率は50%を超えており、販売遅延への懸念は緩和方向と説明している。 - FY2024対処有価証券報告書
「物件販売においては、当期に25件(ニューヨーク物件2件、小口商品1件含む)を販売し、セグメント利益率も30%の高水準を維持しました。」
リプランニング事業の販売件数は25件となり、販売活動は堅調に推移した。仕掛販売用不動産は増加したものの、棚卸資産評価損は当期に計上されておらず、高い利益率を維持したことから、販売遅延・在庫評価リスクの影響は緩和方向と記載できる。 - FY2024-Q3販売件数減少と高利益率維持有価証券報告書
「当期においては、オフィス部門間の連携と仕入体制の強化により、計画を上回るペースで仕入れが進捗しました。引き続き、次年度の商品化・販売に向けて仕入れを強化してまいります。物件販売においては、販売件数は前年同期より1件減少し20件となったものの、利益率は30%の高水準を維持しました。」
販売件数は前年同期比1件減の20件となった一方、利益率30%を維持し、仕入れは計画を上回るペースで進捗した。販売遅延・在庫リスクについて、販売数量の減少と高収益性、仕入れ進捗が併記されている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「当期においては、仕入れや販売を順調に進め、計画を上回るペースで進捗しました。…当期の業績は、販売件数が前年同期と同数の14件となり、前年同期と比べて売上高と利益は増加となりました。」
販売件数は前年同期と同じ14件だったが、比較的規模の大きい物件を顧客の希望に合わせて計画前倒しで売却したと説明している。販売遅延リスクについて、販売進捗の面では緩和方向の記載となった。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「しかし、通年の販売件数の5割近くが集中した前年同期と比べ、当期の販売件数が半減したため、売上高と利益は減少しました。今年度は第2四半期以降に販売の進捗が本格化し、通年での売上高は前年度比で10%増を見込んでいます。足元で販売は順調に推移しており、通期の販売計画に変更はありません。」
前年同期に販売が集中した反動で第1四半期の販売件数は半減したが、第2四半期以降の販売本格化、通年売上高10%増の見込み、販売計画の維持を示しており、販売遅延リスクへの説明は緩和方向となっている。 - FY2023対処有価証券報告書
「リプランニング事業の当期の販売件数は前期と比べて2件増加し24件となり、顧客層は拡大しました。」
販売件数は24件へ増加し、顧客層も拡大した。棚卸資産評価損は前期307百万円から14百万円へ減少しており、販売遅延・在庫評価リスクの影響は緩和方向にある。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当四半期の販売については、投資家の旺盛な投資意欲を背景に順調に進捗しております。比較的規模の大きい物件の販売は前年同期に比べて減少しましたが、ニューヨークでの販売物件を含めて顧客層を拡大しつつ、リプランニング事業の当四半期の販売棟数は前年同期比で4軒増加して22件となりました。」
大型物件の販売減少は残るものの、投資家需要を背景に販売棟数は前年同期比4件増の22件となり、ニューヨーク物件を含む販売の進捗が示された。在庫・販売遅延リスクのうち販売面は低減方向である。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当期の販売については、投資家の旺盛な投資意欲を背景に順調に進捗しております。加えて、米国ニューヨークでの不動産再生事業において、お客様の資産ポートフォリオ分散ニーズに応えるべく、商品化を進めた1物件を売却。ニューヨーク物件を含めて、リプランニング事業の当期の販売棟数は前年同期と同じ14件となりましたが、比較的規模の大きい物件の販売は前年同期に比べて減少しました。」
販売は投資家の需要を背景に順調とされ、販売棟数は前年同期と同じ14件である。在庫評価・販売遅延リスクについて、販売進捗が悪化したとの記載はないが、大型物件の販売減少は記載されている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「当期の販売については、投資家の旺盛な投資意欲を背景に順調に進捗しております。これらの結果、リプランニング事業の当期の販売棟数は前年同期から2件増加し、10件となりました。」
販売用不動産の売却は順調に進み、リプランニング事業の販売棟数は10件となった。在庫評価・販売遅延リスクのうち、販売進捗については低減を示す記載が続いている。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「当期の販売については、投資家の旺盛な投資意欲を背景に順調に進捗しております。これらの結果、リプランニング事業の販売棟数は18件と順調に推移し、売上高、利益ともに前年同期比で大幅な増加となりました。」
リプランニング事業の販売が順調に進み、販売棟数は18件となった。在庫評価・販売遅延リスクのうち、販売進捗については前四半期に続き低減を示す記載である。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「当期では、コロナ禍においても当社グループの中核事業である不動産再生事業において高収益・高品質の商品化が進んだことにより販売用不動産の売却が順調に推移し、」
販売用不動産の売却が順調に推移し、リプランニング事業の販売棟数も14件となった。在庫評価・販売遅延リスクのうち、販売進捗については今四半期に低減を示す記載がある。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「期末たな卸高は収益性の低下による簿価切下後の金額であり、当連結会計年度において、たな卸資産評価損426百万円が売上原価に含まれております。」
販売用不動産・仕掛販売用不動産について、収益性低下に伴う簿価切下げと4億2,600万円のたな卸資産評価損を計上した。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「期末たな卸高は収益性の低下による簿価切下後の金額であり、当連結会計年度において、たな卸資産評価損751,475千円が売上原価に含まれております。」
リプランニング物件の在庫評価低下リスクについて、当年度に7億5,147万5千円のたな卸資産評価損を計上した。新型コロナウイルス感染症の影響については、翌年度の不動産市況悪化時に追加の評価損が生じる可能性も開示している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「経済情勢の悪化や信用収縮等により金融市場に混乱が発生した場合、不動産の流通市場が低迷するおそれがあり、リプランニング事業で扱う物件のたな卸資産としての評価額が下がり、また、販売活動が計画通り進まず、当社グループの経営成績、財政状態にも影響を及ぼす可能性があります。」
リプランニング物件の在庫評価低下、販売遅延、金融市場混乱による業績・財政状態への影響を継続して開示している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、新たな発生・重要変更がないと記載している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、新たな発生・重要変更がないと記載している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「経済情勢の悪化や信用収縮等により金融市場に混乱が発生した場合、不動産の流通市場が低迷するおそれがあり、リプランニング事業で扱う物件のたな卸資産としての評価額が下がり、また、販売活動が計画通り進まず、当社グループの経営成績、財政状態にも影響を及ぼす可能性があります。」
金融市場混乱による在庫評価低下、販売遅延、経営成績・財政状態への影響を継続して開示している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、新たな発生や重要な変更がないと記載している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、新たな発生や重要な変更がないと記載している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、新たな発生や重要な変更がないと記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「経済情勢の悪化や信用収縮等により金融市場に混乱が発生した場合、不動産の流通市場が低迷するおそれがあり、リプランニング事業で扱う物件のたな卸資産としての評価額が下がり、また、販売活動が計画通り進まず、当社グループの経営成績、財政状態にも影響を及ぼす可能性があります。」
金融市場混乱による在庫評価低下・販売遅延・財政状態への影響を、年次報告書でも継続してリスクとして開示している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、新たな発生や重要な変更がないと記載している。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、追加発生・重要変更がないと記載している。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
リプランニング物件の在庫評価、販売遅延、金融市場混乱に関するリスクについて、追加発生・重要変更がないと記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「経済情勢の悪化や信用収縮等により金融市場に混乱が発生した場合、不動産の流通市場が低迷するおそれがあり、リプランニング事業で扱う物件のたな卸資産としての評価額が下がり、また、販売活動が計画通り進まず、当社グループの財政状態及び業績にも影響を及ぼす可能性があります。」
物件を取得・保有して再生後に売却する事業構造に起因し、在庫評価、販売時期、資金調達が相互に影響するリスクを示している。