新規業務・投資事業の遂行リスク
FY2016に初出。18回の記載のうち7回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023-Q2。直近の記載は2026-07-29。
アイザワ証券グループがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。12社中9社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに6社。
- 2026-07-29顕在化決算
「当第1四半期の投資事業における業績は、営業収益1億50百万円(前年同期比10.6%減)、営業損失93百万円、経常利益31百万円(同47.3%増)、特別利益(投資有価証券売却益)の計上により税引前利益5億74百万円(同23.0%減)となりました。」
投資事業で営業収益が減少し、営業損失93百万円を計上したことを開示している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「投資事業における業績は、前年度に計上した投資先ファンドからの収益(分配金等)が減少したことにより、営業収益が前年度比65.4%減の8億32百万円となりました。また、非上場資産に投資するファンドの評価損や営業投資有価証券の減損損失の計上により、7億22百万円の営業損失となりました。」
投資対象の多様化・新規事業に伴う収益化リスクについて、投資事業の営業収益が65.4%減少し、非上場資産の評価損等により7億22百万円の営業損失を計上した。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における投資事業は営業投資有価証券売上高の減少等により、営業収益は4億4百万円(同12.2%減)、セグメント損失は3億20百万円となりました。」
投資対象の多様化・新規事業に伴う収益化リスクについて、投資事業の営業収益が前年同期比12.2%減となり、3億20百万円のセグメント損失を計上している。 - FY2025対処有価証券報告書
「投資事業においては、投資資産の売却や投資先ファンドによる収益計上により、業績に大きく貢献しました。」
投資事業・投資対象の多様化に伴う収益化リスクが残る一方、当年度は投資資産の売却等により投資事業が業績に貢献し、セグメント利益15億39百万円を計上している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における投資事業は営業投資有価証券売上高の増加等により、営業収益は4億61百万円(同23.1%増)、セグメント損失は42百万円となりました。」
投資事業の営業収益は前年同期比23.1%増となった一方、セグメント損失は42百万円となり、前年同期の2百万円の損失から拡大している。投資対象の多様化・新規事業に伴う収益化リスクが実績に現れている。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「(投資事業)当第3四半期連結累計期間における投資事業は営業投資有価証券売上高の減少等により、営業収益は5億1百万円(同17.9%減)、セグメント損失は2億29百万円となりました。」
投資対象の多様化・新規事業に伴うリスクについて、投資事業の営業収益が前年同期比17.9%減となり、2億29百万円のセグメント損失を計上している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「特別利益は投資有価証券売却益等により5億85百万円、特別損失は投資有価証券評価損2億80百万円等により3億2百万円となりました。」
投資事業・投資対象の多様化に伴うリスクについて、投資有価証券評価損2億80百万円が特別損失として計上され、評価損が実績化した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「昨今、当社グループはIFAビジネスの強化、新規事業の検討、投資対象の多様化によってリスクも多様化してまいります。これらのリスクに対応するためにグループ一体となってリスク管理を強化してまいります。」
IFA、新規事業、投資対象の多様化により、業務範囲拡大に伴うリスクも多様化していると明示している。 - FY2021投資領域の拡張有価証券報告書
「アイザワ・インベストメンツ株式会社がメインプレーヤ―となる「投資事業」は、従来のベンチャー投資に留まらず、プライベートエクイティ投資や不動産投資等、事業体制を拡充させ、様々な収益方法を駆使しストック収益の確保に努めてまいります。」
株式市況への依存を抑えるための業務範囲拡大について、従来のベンチャー投資に加え、プライベートエクイティ投資や不動産投資へ対象を広げている。 - FY2020-Q3投資事業組合の清算完了有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間において、連結子会社でありましたアイザワ3号投資事業有限責任組合は、2019年12月4日付で清算結了したため、連結の範囲から除外しております。」
投資事業・新規業務に関して、アイザワ3号投資事業有限責任組合の清算結了と連結範囲からの除外を記載している。 - FY2020-Q2投資事業組合の新設有価証券報告書
「また、当社の連結子会社であるアイザワ・インベストメンツ株式会社は、AIやフィンテックといったテクノロジー分野や更なる成長を目指すベンチャー企業の資金需要に応え、当社グループの更なる成長領域の拡大を目指すことを目的としアイザワ4号投資事業有限責任組合を設立しました。」
投資事業・新規業務に関して、2019年8月30日付でアイザワ4号投資事業有限責任組合を設立し、AI・フィンテック等の技術分野や成長を目指すベンチャー企業への投資領域を示した。 - FY2019-Q3投資事業組合の清算完了有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間において、連結子会社でありましたアイザワ・ベンチャー2号投資事業有限責任組合は、2018年12月31日付で清算結了したため、連結の範囲から除外しております。」
投資事業組合への投資・新規業務に関して、アイザワ・ベンチャー2号投資事業有限責任組合の清算結了と連結範囲からの除外を記載している。 - FY2019-Q2投資事業組合の清算完了有価証券報告書
「また、連結子会社でありましたアイザワ・ベンチャー1号投資事業有限責任組合は、平成30年9月21日付で清算結了したため、連結の範囲から除外しております。」
投資事業組合の清算結了と連結範囲からの除外を記載している。これにより既存の投資事業リスクが低減したとは断定していない。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループは株式市況に過度に依存しない収益体質を構築するため、金融商品取引業務以外の金融関連業務を行うことを目的として、投資事業組合や匿名組合等への投資並びに新規業務を行っております。これらの投資及び新規業務への開始に際してはその採算性等について十分な検討を行っておりますが、投資先の事業及び新規業務が計画的に遂行できなかった場合等においては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
市況依存を抑えるための投資・新規業務拡大に伴う採算性や計画遂行のリスクを継続して記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは株式市況に過度に依存しない収益体質を構築するため、金融商品取引業務以外の金融関連業務を行うことを目的として、投資事業組合や匿名組合等への投資並びに新規業務を行っております。」
市況依存を抑えるための事業領域拡大が、投資先や新規業務の計画未達リスクを伴うと記載している。