Group Lease転換社債の市場価格変動とデリバティブ損失
FY2016-Q3に初出。6回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017。直近の記載はFY2019。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。135社中53社が悪化側に。
- FY2019削除有価証券報告書
「投資事業においては、Jトラストアジアが保有するGLに対する債権について、その全額に対して貸倒引当金繰入額を計上いたしました。」
Group Lease転換社債の市場価格・デリバティブ評価変動を中心とする従来の記述はなくなり、GL関連エクスポージャーは債権全額の引当計上と訴訟・回収の問題として扱われている。 - FY2018-Q4悪化有価証券報告書
「投資事業におけるJTRUST ASIA PTE.LTD.が保有するGroup Lease PCLに対する債権の全額についての貸倒引当金繰入額19,928百万円」
係争中のGroup Lease向け債権について、保有債権の全額に相当する19,928百万円の貸倒引当金繰入額が計上された。 - FY2017-Q4悪化有価証券報告書
「また、投資事業における営業収益は、前第3四半期連結累計期間にPT Bank Mayapada International Tbk.の株式売却益やGLの転換社債の新株予約権部分について評価益をその他の営業収益に計上したことに対して、GL転換社債の取消に伴う債権分類変更による収益をその他の営業収益に計上したことにより7,319百万円(前年同期比8.2%減)とほぼ同水準となりましたが、セグメント損益は、GL株式の減損損失や転換社債の取消に伴って新株予約権部分に対する評価損を計上したこと等により大幅に減少し2,759百万円のセグメント損失(前年同期は7,738百万円のセグメント利益)となりました。」
GL転換社債の取消に伴う新株予約権部分の評価損とGL株式の減損損失が発生し、投資事業は前年同期の利益から2,759百万円のセグメント損失へ悪化した。 - FY2017悪化有価証券報告書
「また営業損益、経常損益につきましては、営業収益が増加した一方で、JトラストアジアにおいてGLの転換社債の新株予約権部分について評価損を営業費用に計上したことや、Jトラスト銀行インドネシアで事業構造改革の一環として、財務健全化を図るため貸付債権を見直し、貸倒引当金の大幅な積み増しを行ったこと等により、販売費及び一般管理費が増加した結果、5,769百万円の営業損失となりました。」
前回の評価益計上とは異なり、GL転換社債の新株予約権部分について評価損が計上され、投資事業は175百万円のセグメント損失となった。 - FY2016-Q4評価益への反転と追加引受け有価証券報告書
「Jトラストアジアにおいてマヤパダ銀行の株式売却益やGLの転換社債のデリバティブ損益部分について評価益を計上したことによりその他の営業収益が増加した結果、8,031百万円(前年同期比194.9%増)、セグメント利益は7,761百万円(前年同期比207.5%増)となりました。」
前回記載されたデリバティブ損失とは異なり、今回はGL転換社債のデリバティブ損益部分について評価益を計上した。一方、追加50百万USドルの転換社債引受契約も締結され、エクスポージャーは拡大している。 - FY2016-Q3顕在化有価証券報告書
「タイ国王の容体悪化報道以来、タイ証券取引市場が軟調に推移した影響からJTAが保有するGLの転換社債のデリバティブ損益部分について一時的に損失が膨らんだ」
GL転換社債130百万USドルを引き受けた後、追加50百万USドルの引受けを申し入れる一方、市場下落の影響でデリバティブ損益部分の損失拡大が発生した。