スマートフォン需要・技術革新・価格競争への対応遅れ
FY2017に初出。22回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q2。直近の記載はFY2026。
セイコーグループがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。55社中27社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに6社。
- FY2026DS事業の減損損失が縮小するも継続有価証券報告書
「デバイスソリューション事業において、市場環境の変化による収益力の低下などにより将来キャッシュ・フローの回収が見込めない事業に関する資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。」
市場環境・収益力低下に伴うDS事業の減損損失は前年度の2,217百万円から938百万円へ縮小したが、減損計上は継続した。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「主としてデバイスソリューション事業において、市場環境の変化による収益力の低下などにより将来キャッシュ・フローの回収が見込めない事業に関する資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。」
DS事業等の市場環境・収益力低下が実際の減損損失として現れ、減損損失は22億17百万円となった。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「デバイスソリューション事業は、中国経済停滞の長期化や電子デバイス市場での在庫調整等、昨年度第3四半期から悪化した事業環境の回復が見込まれない中、売上高は前年同期を大きく下回りました。」
電子デバイス市場のリスクについて、中国経済停滞の長期化と在庫調整が加わり、昨年度第3四半期から悪化した事業環境の回復が見込まれないと記載している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「デバイスソリューション事業は、中国経済の低迷、HDDの市場在庫調整、半導体市況の低迷等、昨年度第3四半期から悪化した事業環境の回復が見込まれない中、売上高は前年同期を大きく下回りました。」
電子デバイス市場の需要・市況リスクについて、中国経済の低迷、HDDの市場在庫調整、半導体市況の低迷が続き、事業環境の回復が見込まれないと記載している。 - FY2023電子デバイス市場リスクをDS事業の高付加価値化課題として再整理有価証券報告書
「DS事業の業績は、国内外の電子デバイス機器等の需要動向に影響を受けています。また同事業分野は、新技術の開発及びそれらの量産化の速度が速く、価格競争も激しいため、それらの市場環境の変化への対応の遅れが業績に大きな影響を与える可能性があります。第8次中期経営計画「SMILE145」の主要戦略である「感動をもたらす高付加価値・高収益な製品・サービス」へのシフトを推進することで、事業のサスティナビリティを高めてまいります。」
リスクの対象が電子デバイス事業からDS事業へ整理され、SMILE145の高付加価値・高収益製品へのシフトを対応策として明示した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「第3四半期以降、民生品向けあるいは汎用品向けデバイスの受注に減速傾向が見られはじめたものの」
電子デバイス市場の需要低迷リスクについて、民生品・汎用品向けデバイスの受注減速が第3四半期以降に現れ始めた。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「一部製品で中国のロックダウンの影響を受けましたが、サーマルプリンタ、医療向け電池や水晶、半導体製造装置向けの高機能金属、精密部品等が引き続き好調に推移し、前年同期から大幅な増収増益となりました。」
電子デバイス市場・技術環境に関するリスクについて、中国のロックダウンが一部製品へ実際に影響した一方、複数の重点製品領域は好調に推移した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「サーマルプリンタなどで感染症変異株の拡大による部材の供給遅れ、材料の価格高騰などの影響を受けたものの、医療向け電池や水晶、半導体製造装置向けの高機能金属、自動車向けやデーターセンター向けの精密部品、インクジェットプリントヘッドなどが引き続き好調に推移しました。」
部材供給遅れと材料価格高騰がサーマルプリンタの伸び悩みとして実際に表れた。一方、複数の重点製品領域では好調が続いた。 - FY2021-Q3一部製品は回復・堅調もプリンタ関連の低調が継続有価証券報告書
「プリンタ関連事業では新型コロナウイルス感染症拡大の影響で小売市場向けビジネスの低調が続いているものの、産業用のインクジェットプリントヘッドについては10月以降回復がみられました。さらに自動車用精密加工部品や半導体製造装置向けの高機能金属などが堅調に推移いたしました。」
電子デバイス市場の需要低迷リスクについて、小売市場向けプリンタ関連の低調が続く一方、産業用インクジェットプリントヘッド、自動車用精密加工部品、高機能金属には回復・堅調な動きが記載された。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症拡大に伴い中国をはじめとする市場の需要回復が遅れていることなどによりプリンタ関連が伸び悩みました」
市場需要の回復遅延がプリンタ関連製品の伸び悩みとして現れ、電子デバイス事業の減収要因となった。 - FY2020悪化有価証券報告書
「中国景気の減速などにより、サーマルプリンタメカニズム製品、インクジェットプリントヘッドなどのプリンタ関連や水晶発振器用ICの売上高が伸び悩みました。」
中国景気の減速等によりプリンタ関連や水晶発振器用ICが伸び悩み、電子デバイス事業の売上高・営業利益が減少した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「中国景気の減速や半導体製造装置向け投資の低迷など外部環境の影響により、自動車向け精密部品や半導体製造装置向けの高機能金属などの回復が遅れております。」
中国景気の減速と半導体製造装置向け投資の低迷が続き、精密部品・高機能金属の回復遅延として電子デバイス事業への影響が継続している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「中国景気の減速や半導体設備投資の低迷が長引くなど外部環境に改善が見られず、精密部品や半導体製造装置向けの高機能金属などが伸び悩みました。」
中国景気減速と半導体設備投資低迷が長期化し、精密部品・高機能金属の伸び悩みとして電子デバイス事業に引き続き実際の影響が表れた。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「中国景気の減速や半導体製造装置向け投資の低迷など前四半期から外部環境に大きな改善は見られず、精密部品や半導体製造装置向けの高機能金属などが伸び悩みました。」
中国景気の減速や半導体製造装置向け投資の低迷が、精密部品・高機能金属の伸び悩みと電子デバイス事業の減収減益として実際に表れた。 - FY2019再掲有価証券報告書
「電子デバイス事業の業績は、国内・海外の電子デバイス機器等の需要動向に影響を受けています。また同事業分野は、新技術の開発及びそれらの量産化の速度が速く、価格競争も激しいため、それらの市場環境の変化への対応の遅れが業績に大きな影響を与える可能性が高まっております。」
スマートフォン等から電子デバイス機器等へ表現を広げつつ、需要、技術革新、量産化、価格競争への対応遅れを継続的なリスクとしている。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
スマートフォン需要・技術革新・価格競争への対応遅れについて、重要な変更がないと記載している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
スマートフォン需要・技術革新・価格競争への対応遅れについて、重要な変更がないと記載している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
スマートフォン需要・技術革新・価格競争への対応遅れについて、重要な変更がないと記載している。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「主として電子デバイス事業において、市場環境の変化による収益力低下の継続及び需要の減少などにより将来キャッシュ・フローの回収が見込めない事業に関する資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。」
電子デバイス事業の市場環境変化・需要減少による収益力低下が、資産の減損損失177百万円として実際に計上された。リスク記載もスマートフォン等から電子デバイス機器等へ一般化されている。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
スマートフォン需要・技術革新・価格競争への対応遅れについて、重要な変更がないと記載している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
スマートフォン需要・技術革新・価格競争への対応遅れについて、重要な変更がないと明記している。 - FY2017初出有価証券報告書
「電子デバイス事業の業績は、国内・海外のスマートフォン等の需要動向に影響を受けています。また同事業分野は、新技術の開発及びそれらの量産化の速度が速く、価格競争も激しいため、それらの市場環境の変化への対応の遅れが業績に大きな影響を与える可能性が高まっております。」
スマートフォン等の需要、新技術の開発・量産化速度、価格競争への対応遅れを電子デバイス事業のリスクとして明示している。