生産能力逼迫と国際物流混乱による商品供給リスク
FY2022-Q1に初出。12回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q2。直近の記載は2026-08-05。
マミヤ・オーピーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。109社中64社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに50社。
- 2026-08-05再掲決算説明資料
「売上高の減少をはじめ、原材料費や物流コストの高騰の影響や、新築不動産に係る租税公課の影響もあり、前年同期を下回る結果となりました。」
原材料費・物流コストの高騰が業績への下押し要因として引き続き記載された。 - FY2025再掲有価証券報告書
「半導体を中心とした原材料の世界的な需給逼迫、船舶を中心に世界的な物流リードタイムの長期化や物流費の高騰が発生しております。」
半導体を中心とする部材調達難、物流リードタイム長期化、物流費高騰を供給リスクとして継続している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「長期化していた半導体及びハーネス材料等のリードタイムにつきましては短縮傾向ではあるものの、通常納期に戻るまでには至っておりません。しかしながら、油槽所システムにおいて新ICカード対応が加速しているため」
部材リードタイムには短縮傾向があるものの通常納期には戻らず、供給制約が残る中で油槽所システムの導入を進めている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「長期化していた半導体及びハーネス材料等のリードタイムにつきましては短縮傾向ではあるものの、通常納期に戻るには至っておりません。」
半導体・ハーネス材料のリードタイムに短縮傾向がみられ、供給制約は一部緩和している。ただし通常納期には戻っていない。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「その一方で、ロシア・ウクライナ情勢に端を発する原油高・円安等の影響による部品及び原材料価格の高騰や、世界的な半導体不足が依然として解消されていないことによる部品調達困難な状況が継続しております。このような状況ではあるものの、部材につきましては、各仕入れ業者への納期調整や、市場部品の調査調達、代替部品の採用を行うことにより、生産可能台数の積み上げを行うとともに、原材料価格の高騰や為替の影響を踏まえた販売価格への転嫁を実施した効果もあり」
半導体不足、部品調達困難、原材料価格高騰が続く一方、納期調整、市場部品・代替部品の採用、生産可能台数の積み上げ、価格転嫁による対応を継続している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「このような状況ではあるものの、部材につきましては、各仕入れ業者への納期調整や、市場部品の調査調達、代替部品の採用を行うことにより、生産可能台数の積み上げを行うとともに、原材料の高騰や為替の影響を踏まえて、販売価格への転嫁を実施するなどの対応を行いました。」
半導体不足や原材料価格上昇が続く中、仕入先との納期調整、市場部品の調査・調達、代替部品の採用、生産可能台数の積み上げ、販売価格への転嫁を実施した。供給制約は残るが、対応策が具体化している。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「半導体及びハーネス材料等のリードタイムの長期化が一部緩和されつつある状況に加え、タンクローリー用車載端末の生産がさらに増加したことにより、新ICカード対応石油配送システムの石油元売会社への導入が進みました。」
半導体・ハーネス材料等のリードタイム長期化が一部緩和され、車載端末の生産増加によりICカード関連システムの導入が進んだ。供給制約全体が解消したとは記載されていない。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「このような厳しい遊技業界の状況に加え、電子部品等の供給について、世界的な半導体不足が依然として改善に至っていないこと、コロナ感染拡大による上海のロックダウンの影響で当社の仕入先の工場の稼働が止まり、ケーブル等の納入が大幅に遅れたことなど、部品調達困難な状況が継続しております。また、ロシア・ウクライナ情勢に端を発する原油高・円安等の影響により部品及び原材料価格の上昇もみられます。」
半導体不足に加え、上海ロックダウンによる仕入先工場停止、ケーブル納入遅延、原油高・円安による部品・原材料価格上昇が具体化している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「世界的な半導体不足に止まらずハーネスやコネクタ類も長納期化に陥るなど、部品等の調達が困難な状況が継続するとともに、原材料価格も高騰しております。また、物流コストについても、ロシアによるウクライナ侵攻で原油相場の高騰に拍車がかかるなど、上昇が続いております。」
半導体不足に加え、ハーネス・コネクタの長納期化、原材料価格高騰、ウクライナ侵攻による原油・物流コスト上昇が供給リスクとして具体化している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「電子部品等の原材料については、生産拠点における災害の発生、世界的なコロナウイルス感染症拡大によるパンデミックや工場閉鎖等で製造ワーカーが減少・流出したことにともなう人手不足、物流コンテナ不足、陸空海運における足止めにより原材料の供給遅延など、供給する側の生産体制が整っていないなかで、需要が急激に回復したことにともないあらゆる面で混乱が生じ、需供バランスが崩れたことにより、原材料、人件費、運送費等は高騰しております。」
従来のスポーツ事業の物流リスクに加え、電子機器事業でも原材料供給遅延、人手不足、コンテナ不足、輸送停滞、原材料・人件費・運送費の高騰が具体化している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「また、海外市場における売上につきましては、欧米における国内同様の理由によるゴルフ市場の活況に加え、中国市場は低迷が底を打ち微増に転じたことで市場が活気づく一方、ロックダウンによるタイ市場での大きな低迷、生産能力の逼迫によるリードタイム延長やコンテナ手配・通関業務がコロナ禍の影響による人手不足等により逼迫し商品供給に関して物流リスクが存在するなどの課題もあり、今後もその動向を慎重に見極めていく必要があります。」
中国市場の改善が示される一方、タイ市場のロックダウン、生産能力逼迫、リードタイム延長、コンテナ・通関業務の逼迫が具体化し、商品供給リスクが拡大している。 - FY2022-Q1初出有価証券報告書
「生産能力の逼迫によるリードタイム延長やコンテナ手配・通関業務がコロナ禍の影響による人手不足等により逼迫しており、商品供給に関して物流リスクが存在するなどの課題もあり、今後もその動向を慎重に見極めていく必要があります。」
海外ゴルフ市場の活況の一方、生産能力の逼迫、リードタイム延長、コンテナ・通関業務の逼迫により、商品供給上の物流リスクが初めて独立して記載されている。