新型コロナウイルス感染拡大による需要・供給制約
FY2020に初出。15回の記載のうち8回が「対処」で、最初の「対処」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2026-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「楽器市場においては、コロナ禍における在宅需要の拡大後、社会活動の正常化に伴う需要の反動減が長期にわたり継続していましたが、現在は緩やかな回復局面にあると認識しています。」
コロナ禍後の在宅需要の反動減が長期化していたものの、楽器市場は緩やかな回復局面に入ったとの認識を示した。新型コロナ起因の需要環境リスクは緩和方向に動いた。 - FY2024-H1対処有価証券報告書
「対前期比減収の主要因であった、コロナによるサプライチェーンの混乱に端を発したディーラー在庫調整の影響は、当中間連結会計期間中に概ね終息したと考えています。」
感染拡大そのものによる影響に続き、コロナ起因のサプライチェーン混乱から生じたディーラー在庫調整の影響も概ね終息したとの説明に変化した。 - FY2024-Q1コロナ起因の需給調整継続有価証券報告書
「またコロナによるサプライチェーンの混乱に端を発した需給バランスの調整には時間を要しており、当第1四半期はディーラーの在庫が過剰となっていることや、前年同期間中に実施した受注残出荷の反動減などの影響により、当社からディーラーへの出荷は対前年同期比で低調に推移しました。」
感染拡大そのものによる影響は緩和方向にある一方、コロナによるサプライチェーン混乱を起点とした需給バランス調整と在庫過剰がなお継続していると説明した。 - FY2023対処有価証券報告書
「当連結会計年度における当社グループを取り巻く世界経済は、世界的にポストコロナへの移行が大きく進んだ一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中国市場の減速、世界的な物価や金利の上昇、金融不安等により先行き不透明な状況が継続しました。」
世界的なポストコロナへの移行が進み、新型コロナ感染拡大そのものによる事業環境の不安定さは緩和方向に進んだ。一方、地政学・景気・コスト面の不確実性は残った。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く世界経済は、世界的にポストコロナへの移行が大きく進んだ一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、世界的な物価や金利の上昇、金融不安等により世界景気の減速懸念が強まり、先行き不透明な状況が継続しました。 一方で出荷に関しては、コロナ禍を要因とした供給制約が緩和された」
世界的なポストコロナへの移行とコロナ禍を要因とした供給制約の緩和が進み、新型コロナ感染拡大に起因する事業環境の不安定さは緩和方向に進んだ。一方、地政学・物価・金利・金融不安による不透明感は継続した。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く世界経済は、欧米に続き、日本、中国も含めポストコロナへの移行が大きく進んだ一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、世界的な物価や金利の上昇、欧米での金融不安等により世界景気の減速懸念が強まるなど、先行き不透明な状況が継続しました。」
日本・中国を含むポストコロナへの移行が大きく進み、新型コロナ感染拡大に起因する事業環境の不安定さは緩和方向に進んだ。一方、地政学・物価・金利・金融不安による不透明感は残った。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く世界経済は、欧米に続き、日本、中国も含めポストコロナへの移行が進んだ一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、世界的な物価や金利の上昇、欧米での金融不安等により世界景気の減速懸念が強まるなど、引き続き先行き不透明な状況が継続しました。」
日本や中国を含むポストコロナへの移行が進み、新型コロナ感染拡大による事業環境の不安定さは緩和方向に進んだ。一方、地政学・物価・金利・金融不安による不透明感は残った。 - FY2022感染抑制と地域別感染拡大の併存有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染者数が一定程度抑制され、社会経済活動が正常化に向かう一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、世界的な物価上昇、急激な為替や金利の変動など、変化の大きな1年となりました。特に下半期以降においては、世界各国で景気の下振れリスクが強く意識される状況となり、中国においては、主要都市でのロックダウンが散発的に実施され、ゼロコロナ政策解除後には感染が拡大するなど、不透明感の高い状況で推移しました。」
感染者数の抑制と社会経済活動の正常化が進む一方、中国でのロックダウンや政策解除後の感染拡大が発生し、地域差のあるリスク状況を示した。 - FY2022-Q3供給改善と中国・景気下振れリスクの併存有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染者数が一定程度抑制され、社会経済活動が正常化に向かう一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、世界的な物価上昇、急激な為替や金利の変動など、特に当第3四半期以降においては、景気の下振れリスクが強く意識される状況となりました。また中国においては、上海ロックダウンからの持ち直しに弱さがみられ、特に不透明感の高い状況で推移しました。」
感染者数の抑制と社会経済活動の正常化が進む一方、上海ロックダウンからの回復の弱さや景気下振れリスクなど、不確実性が残った。供給面はコロナ影響の最悪期から改善した。 - FY2022-Q2感染抑制・正常化と中国ロックダウンの影響が併存有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染者数が一定程度抑制され、社会経済活動が正常化に向かう一方で、継続的な半導体調達難、材料コストや海上輸送費の高騰に加え、中国ロックダウンによるサプライチェーンの混乱、ロシア・ウクライナ情勢の長期化など、多くの外部環境変化がありました。」
感染者数の抑制と社会経済活動の正常化が進む一方、中国ロックダウンによるサプライチェーン混乱など、新たな供給面の外部変化が併存した。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「また原材料価格や海上輸送費の高止まりといったコスト増加要因に加え、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアへの経済制裁が世界規模で実行されるなど、不確実性の高い事業環境が継続しました。一方、電子楽器事業を取り巻く環境は、コロナ禍をきっかけとした新しいLifestyleの定着を背景とし、堅調な需要が継続しました。供給面においても、引き続き原材料需給のひっ迫は継続しましたが、工場稼働は順調に回復し、生産高の回復に伴い受注残額も減少に転じるなどの改善が見られました。」
感染症や原材料需給ひっ迫による不安定さは継続しているが、工場稼働・生産高の回復と受注残額の減少により、前期に顕在化した供給面の影響には改善が見られた。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「一方供給面においては、当第2四半期後半から第3四半期後半にかけ、当社主力工場の所在するマレーシアにおいて新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化したことから、政府、当局の指示に従い、マレーシア工場の稼働制限や操業停止を行いました。早期供給再開に向け、当社では従業員に対するワクチン接種や抗原検査を積極的に進め、9月前半より通常稼働を再開していますが、当第3四半期においては、当該稼働制限による生産量の減少が発生しました。」
マレーシア工場の稼働制限・操業停止が第3四半期後半まで続き、生産量の減少が実際に発生したため、前四半期より供給リスクが悪化した。9月前半から通常稼働は再開している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「一方供給面においては、当第2四半期後半から、当社主力工場の所在するマレーシアにおいて新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化しました。当社では政府、当局の指示に従い、マレーシア工場の稼働制限、また操業停止等の対応を行いました。なお、当該対応による当第2四半期業績への影響はありませんでした。」
マレーシアでの感染拡大が深刻化し、主力工場の稼働制限・操業停止に至ったため、供給面のリスクは前四半期より悪化した。一方、当第2四半期業績への影響はなかったとしている。 - FY2021-Q1対処有価証券報告書
「当社では新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、当社主力工場であるマレーシア工場や、他の協力工場の稼働率低下等に備え、前期第4四半期末に一時的に保有在庫水準を高めましたが、継続的な強い電子楽器需要を受け、当第1四半期では、この積み上げた在庫を当初想定以上の速さで消化し、また重大な工場稼働率低下も発生しなかったことから、出荷は想定を大きく上回りました。」
変異株拡大などによる不安定な環境は続いたが、在庫積み増しへの事前対応と強い需要により、当四半期には重大な工場稼働率低下は発生せず、供給面の影響は抑えられた。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症による影響で、当社グループの主力生産拠点であるマレーシア工場が政府による活動制限令により一時操業停止となり、当該工場が通常生産に復帰するまでの期間における固定費を、新型コロナウイルス感染症関連損失として183百万円計上しました。」
店舗休業、工場停止、需要・供給制約がリスクとして記載される一方、電子楽器の巣ごもり需要とオンライン販売需要の増加も説明されている。