在庫・債権・CCC管理による運転資本改善
FY2018に初出。20回の記載のうち13回が「前進」で、最初の「前進」はFY2019。直近の記載はFY2025。
アシックスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より5年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。16社中4社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに2社。
- FY2025悪化有価証券報告書
「総資産は、翌シーズンに向けた在庫の積み増しにより棚卸資産が増加したことで増加しており、これに伴う運転資本の拡大により負債も増加しております。」
グローバル基幹システムによる需給・在庫最適化を進める一方、翌シーズン向け在庫の積み増しにより商品及び製品が174,372百万円となり、運転資本が拡大した。 - FY2025-H1前進有価証券報告書
「なお、バランスシートに関しては、相互関税対策として米国向け早期出荷で、期初計画よりも在庫の積み上げを実施しました。中計2026において新しくKPIとしたDIO(在庫回転期間)においては、連結では前年同期比で11日削減の147日となりました。」
相互関税対策で米国向け在庫を前倒し出荷した一方、中計2026で新設したDIOは前年同期比11日短縮され147日となった。 - FY2024前進有価証券報告書
「また、7年をかけて導入したグローバル統一の基幹システムとデータをフル活用して、需要予測、生産計画、在庫管理の最適化、可視化などを進めております。」
7年をかけて導入したグローバル統一基幹システムを、需要予測・生産計画・在庫管理の最適化と可視化に活用する段階へ進んだ。 - FY2024-Q1前進有価証券報告書
「また、7年をかけて導入したグローバル統一の基幹システムとデータをフル活用して、需要予測、生産計画、在庫管理の最適化、可視化などを進めております。」
7年をかけて導入したグローバル統一基幹システムとデータを活用し、需要予測、生産計画、在庫管理の最適化・可視化を進めている。 - FY2023前進有価証券報告書
「好調な業績による商品販売や在庫水準適性化を中心とする棚卸資産圧縮などの運転資本の改善に加え、利益剰余金の増加もあり、自己資本比率は前連結会計年度と比べ44.1%と4.0ppt上昇いたしました。」
商品販売と在庫水準の適正化を通じた棚卸資産圧縮など、運転資本改善の効果を記載し、自己資本比率は44.1%へ上昇した。 - FY2023-Q3前進有価証券報告書
「また、CCC日数は168日となりました。棚卸資産回転期間の改善により、前年同期比で18日、前期末比では21日短縮しました。」
棚卸資産回転期間の改善により、CCCを前年同期比18日、前期末比21日短縮し、168日とした。 - FY2023-Q2期末比短縮も前年同期比長期化有価証券報告書
「また、CCC日数は179日となりました。順調な売上に伴う売掛金の増加もありましたが、棚卸資産回転期間が改善し、前年同期比では5日間の長期化に留まり、前期末比では10日間短縮しました。」
CCCは179日となり、前年同期比では5日長期化した一方、前期末比では10日短縮した。棚卸資産回転期間の改善が寄与した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、CCCは、前期の棚卸資産残高が生産混乱の影響を受けて平時より低い水準であったことや、好調な販売に備えた手元在庫の確保に加え、為替の変動による棚卸資産残高の押上げ影響により、189日となりました。」
手元在庫の積み増し、為替影響等によりCCCは189日となり、前期の134日から55日悪化した。営業活動によるキャッシュ・フローも214億円の支出となった。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「CCCは順調な売上による売掛金の増加や生産の正常化による在庫の増加もあり、前年同期比で157日から186日と29日間の悪化、前期末比は134日から52日間の悪化となりました。」
売掛金・在庫の増加により、CCCは前年同期比で157日から186日へ29日悪化し、前期末比では134日から186日へ52日悪化した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「また、CCCは前年同期比で165日から174日と9日間の悪化、前期末比は134日から40日間の悪化となりました。」
在庫増加や売上債権増加を背景に、CCCは前年同期比で165日から174日へ9日悪化し、前期末比でも悪化した。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「また、CCCは前年同期比で162日から165日と3日間の悪化、前期比は134日から31日間の悪化となりました。」
在庫・物流混乱の影響もあり、CCCは前年同期比で162日から165日へ3日悪化し、前期比では134日から165日へ31日悪化した。 - FY2021前進有価証券報告書
「また、資金効率の観点では、前期比で在庫が減少する等、在庫抑制に継続的に取り組んだ結果、CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)は前期比で172日から134日と38日間の短縮となりました。」
在庫抑制を継続した結果、CCCを前期の172日から134日へ38日短縮した。 - FY2021-Q3前進有価証券報告書
「また、資金効率の観点では、前年同月末比で在庫が減少する等、在庫抑制に継続的に取り組んだ結果、CCCは前年同月末比で206日から157日と49日間の短縮となりました。」
在庫抑制を継続した結果、キャッシュ・コンバージョン・サイクルを前年同月末比で206日から157日へ49日短縮した。 - FY2021-Q2前進有価証券報告書
「また、資金効率の観点では、前年同月末比で在庫が減少する等、在庫抑制に継続的に取り組んだ結果、CCCは前年同月末比で244日から165日と79日間の短縮となりました。」
在庫抑制を継続した結果、キャッシュ・コンバージョン・サイクルを前年同月末比で244日から165日へ79日短縮した。 - FY2021-Q1前進有価証券報告書
「中期経営計画の目標指標の一つであるROAの最大化に向けての取組みを実施しました。まず、ROA改善への施策を社内で浸透させるため、勉強会等を開催し落とし込みを図りました。そして、収益性向上に対して、コストオーナーによる販管費コントロールの取組みを強化させました。なお、当第1四半期連結会計期間では、前年同期比で25億円、計画比で37億円の販管費を削減しています。また、資金効率の観点では、前年同期比で在庫が減少する等、在庫抑制に継続的に取り組んだ結果、CCCは前年同期比42日間の短縮となりました。」
ROA最大化に向け、社内勉強会、コストオーナーによる販管費管理、在庫抑制を実施した。販管費は前年同期比25億円、計画比37億円削減され、CCCは前年同期比42日短縮した。 - FY2020前進有価証券報告書
「これらの取組みの結果、当連結会計年度末の在庫高は、881億円と前期比で50億円の削減となりました。なお、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関連在庫の増加45億円が含まれております。」
生産・発注の一部キャンセルや発売時期変更等の結果、年度末在庫高は881億円となり、前期比50億円削減された。 - FY2020-Q3前進有価証券報告書
「これらの取組みの結果、当第3四半期連結会計期間末の在庫高は、906億円と前連結会計年度末比で25億円の削減となりました。なお、前年同期間比では47億円の増加となったものの、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関連在庫の増加45億円が含まれております」
生産・発注の一部キャンセルや新商品の発売時期変更などの結果、第3四半期末の在庫高は906億円となり、前年度末比25億円減少した。ただし前年同期比では47億円増加し、そのうち45億円は東京2020関連在庫だった。 - FY2020-Q2前進有価証券報告書
「当第2四半期連結会計期間の販売状況と下半期の販売予測を鑑み、生産および発注の一部をキャンセルするなど在庫圧縮管理を強化しました。併せて下半期新商品の発売時期を変更し販売機会の適切化を図りました。また、店舗休業による卸流通の在庫・返品状況を把握し、迅速にEC販売用に在庫を転用・充当するなど、各販売会社で激変した販売流通構造の変化への対応を図りました。」
販売状況と下半期予測を踏まえ、生産・発注の一部キャンセル、新商品の発売時期変更、卸流通在庫のEC販売への転用により在庫圧縮管理を強化した。 - FY2019前進有価証券報告書
「引き続き、本社主導で、より精緻にキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)管理を強めることにより運転資本の改善を図ってまいります。」
在庫・債権・債務管理について、本社主導でより精緻なCCC管理を強化する方針を示した。一方、期末現金及び現金同等物は37,985百万円となり、前年度末比27,892百万円減少した。 - FY2018初出有価証券報告書
「今後更なる在庫管理の徹底や、売掛債権・買掛債務の継続的モニタリング体制強化により、運転資本の改善を図ります。」
在庫管理の徹底、売掛債権・買掛債務の継続的モニタリング、キャッシュ・コンバージョン・サイクル管理による運転資本改善を初めて独立した施策として示した。