原紙価格上昇と価格転嫁困難
FY2017に初出。18回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載は2026-10-29。
野崎印刷紙業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。9社中6社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに2社。
- FY2025再掲有価証券報告書
「当社グループの製品の主たる原材料である原紙の価格が、紙パルプの市況、原油価格等の高騰を受け上昇した場合であっても、業界の販売価格競争が激しく、価格転嫁が難しいことが考えられ、その結果、収益性の低下を招き経営成績等に影響を与える可能性があります。」
原紙価格上昇と販売価格への転嫁困難による収益性低下のリスクを、重要なリスクとして引き続き開示している。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「利益につきましては、原材料価格の高止まりや、物価上昇・人材確保を目的とした人件費の上昇が収益を圧迫したものの、増収増益により営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益ともに改善いたしました。」
原材料価格の高止まりや物価・人件費上昇が収益を圧迫する状況は続いているが、増収増益により利益は改善した。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「収益面におきましても、円安等に起因した調達コストの上昇に伴い、不採算商品の見直しや価格修正を行うとともに生産部門での効率化を進めたことや業務プロセスのデジタル化、省力化などを推進した結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに改善いたしました。」
円安等による調達コスト上昇が続く中、不採算商品の見直し、価格修正、生産効率化、デジタル化・省力化により利益が改善したとの説明を継続している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「収益面におきましても、円安等に起因した調達コストの上昇に伴い、不採算商品の見直しや価格修正を行うとともに生産部門での効率化を進めたことや業務プロセスのデジタル化、省力化などを推進した結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに改善いたしました。」
円安等による調達コスト上昇が続く中、不採算商品の見直し、価格修正、生産効率化、業務プロセスのデジタル化・省力化を進め、利益が改善したと記載している。 - FY2023対処有価証券報告書
「原材料価格の動向を常に注視し、調達先との価格交渉をしながら収益に与える影響を回避することに努めます。」
原材料価格上昇と価格転嫁困難のリスクに対し、調達先との価格交渉を行う対応策を明示している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「原材料価格・エネルギー価格の高騰に伴い不採算商品の見直しや価格修正を行うとともに、生産部門での効率化を進めたことなどにより、売上総利益が改善された」
原材料・エネルギー価格の高騰は継続しているが、不採算商品の見直し、価格修正、生産効率化により売上総利益が改善されたと説明している。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「収益面におきましては、原材料価格・エネルギー価格の高騰に伴い販売価格の修正を行ったことや、生産部門での効率化を進めたことなどにより、売上総利益が改善されたことに加え」
原材料価格・エネルギー価格の高騰は継続しているが、販売価格の修正と生産部門の効率化により売上総利益が改善されたと記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「原材料価格・エネルギー価格の高騰に伴い販売価格の修正を行ったことや、生産部門での効率化を進めたことなどにより、売上総利益が改善された」
原材料価格に加えてエネルギー価格の高騰を明示し、販売価格の修正を行う状況となっている。コスト上昇の影響は継続しているが、売上価格修正等により売上総利益は改善したと説明している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「受注競争の激化により売上高が減少し、原材料価格の続伸や、物流経費が上昇したことなどにより収益も厳しい結果となりました。」
原材料価格について、従来の高騰懸念から続伸による収益圧迫が実績として示され、物流経費の上昇とともに収益が厳しい結果となった。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「受注競争の激化による販売価格の低下により減収となり、原材料価格の高騰や、物流経費が上昇したことなど収益面においても厳しい状況で推移いたしました。」
原材料価格の高騰が物流経費の上昇とともに収益面の厳しさにつながっていると、引き続き記載している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「原材料価格の高騰や、物流経費が上昇したことなど収益面においても厳しい状況で推移いたしました。」
原材料価格の高騰が収益面の厳しさに結び付いていると記載し、原材料コスト上昇の影響を引き続き示している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「また、米中貿易摩擦の激化が世界経済に与える影響の懸念や、原油高を受けた原材料価格の高騰などにより、依然として先行きは不透明な状況が続いております。」
原油高を受けた原材料価格高騰と先行き不透明感を引き続き記載している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「原油高を受けた原材料価格の高騰などにより、先行きは不透明な状況が続いております。」
原油高を受けた原材料価格の高騰が現在の経営環境の不透明要因として明示され、原材料コスト上昇リスクが具体化している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「原紙の価格が、紙パルプの市況、原油価格等の高騰を受け上昇した場合であっても、業界の販売価格競争が激しく、価格転嫁が難しいことが考えられ、その結果、収益性の低下を招き業績に影響を与える可能性があります。」
原紙価格上昇時の価格転嫁困難と収益性低下のリスクを引き続き開示している。 - FY2017初出有価証券報告書
「原紙の価格が、紙パルプの市況、原油価格等の高騰を受け上昇した場合であっても、業界の販売価格競争が激しく、価格転嫁が難しいことが考えられ、その結果、収益性の低下を招き業績に影響を与える可能性があります。」
原紙等の原材料価格上昇に対して販売価格へ転嫁できず、収益性が低下する可能性を示している。